損害保険大手各社は4月以降、自動車保険の保険料を年代ごとに細かく分ける新しい料金体系を順次導入する。現行では35歳以上なら保険料は同じだが、高齢者の事故の増加で保険金の支払いが増えているため、60歳以上のドライバーには若年層よりも保険料を大幅に高くする方針だ。 損保ジャパンは4月から全体の保険料を引き上げ、新しい料金体系を導入する。 同社が6日明らかにした新体系では、主に運転する人の年齢を「30〜39歳」「40〜49歳」「50〜59歳」「60〜69歳」「70歳以上」と10歳ごとに分け、それぞれ保険料を決めた。加入者が多い標準的なモデルでみると、値上げ幅は60歳未満は年1千円以下だが、60〜69歳では3千円、70歳以上は7150円と大幅に値上げする。 一方、20代の一部も4月から仕組みが変わり、年齢などの条件次第で保険料が上がったり下がったりするという。 損保大手各社の現行の保険料は