『マネーロンダリング』や『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』などのベストセラーがあり、金融業界のウラもオモテも知りつくした異色の作家・橘 玲さん。 「年金とは国民が日本国に資産運用をアウトソースしているだけ」といった独自の視点にもとづく金融論は、まさに「目からウロコ」のお話ばかり。皆さんも「資産運用を始めないリスク」に気付くのではないでしょうか。(このインタビューは2010年6月29日(火)に行われました) 橘 玲(たちばな・あきら) 1959年生まれ。早稲田大学卒業。2002年『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』がベストセラーに。2006年には『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる。 保守的な資産運用こそリスクが高いという皮肉 ―― 最近は多くの人が将来に不安を抱えています。そこで「資産運用」を始めてみよ