■ アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~(Mike Cohn) 翻訳者の角谷さんから送っていただいた。いつもありがとうございます。読むのに丸々一ヶ月かかるとか、どうかしてる。 ちょっと日記を遡ってみると、約5年前のXP祭り2004で、咳さんが「XPで一番面白いのは計画ゲーム」という発言をしていて、当時XP聞きかじり組だったおれは「ほうほう、そういうものか」と感心したものだった。なにしろXPといえばペアプログラミングやTDDばかりが取りざたされていて、計画ゲームやメタファーなんてプラクティスは、なんとなく「手の届かないもの」っぽい感じがあったものだ。 その後もしばらくは、計画ゲームはマジシャンの扱う道具で、その種明かしはベールの向こうという状況が続いていたと思う。で、計画ゲーム抜きで導入された「なんちゃってXP」が、失敗の山を築いていたわけだ。 本書は、