クリックして拡大する現行の子ども手当を半年延長する「つなぎ法案」の採決が可否同数となり、可決と決裁する西岡参院議長=31日午後 中学校卒業まで子供1人当たり月額1万3千円を支給する現行の子ども手当制度を半年間延長する「つなぎ法案」が31日、参院本会議で与党と共産、社民両党などの賛成多数で可決、成立した。採決では賛成、反対とも120票の可否同数となり、西岡武夫議長が可決と決裁した。衆参両院本会議で可否同数となり議長が決裁したのは、現憲法下では昭和50年以来2例目。 採決では、郵政改革法案に対する民主党の消極姿勢に反発した国民新党の亀井亜紀子政調会長が退席。一方、民主党の寺田学前首相補佐官の父で、みんなの党の寺田典城氏は、党の方針に反して賛成票を投じた。 これに先立つ参院厚生労働委員会でも、与党などが賛成したのに対し、自民、公明、みんなの各党が反対して可否同数となり、国会法に基づき津田弥太郎委