「結婚できない男女やモテない男女の話があちこちに転がっている。モテなきゃ夫婦にならないのは、まあ、わかるような気はする。でも、昔はそうじゃなかった。お見合いシステムが健在だった頃の「出会い」とは、そういうものじゃなかった。」 「現在の「出会い」には、場そのものが一定のハードルをクリアしていなければ参加できないような雰囲気がある。同性同士のコミュニティならともかく、一定割合で異性を含んだコミュニティに参加するための資格が、「モテ」なのではないか?この、結婚がプライベートかつ個人主義的な結びつきによって規定されがちな社会では、異性を含んだコミュニティに参加できなければ配偶なできようはずがないではないか?」 「もちろんこの疑問には突っ込みどころが色々あって、たとえば、企業への参加には「モテ」は要らないんじゃないかとか、異性をとっかえひっかえできるほど「モテ」なくてもコミュニティには参加できるとか