初代 歌川広重の作品のひとつである「新版 かげぼしづくし」。これはいわゆる手を使った影絵の方法が描かれているもの。 手と小道具の組み合わせでいろいろな職業のシルエットを表現したり、動物のシルエットを表現してみたり。狐の作り方は一般的に広まってるものとは違うんですね。 江戸時代は電気もなく暗くなるとロウソクの明かりで過ごしていたわけで、そういう意味で今よりも影との関係は強かったでしょうから、手影絵という遊びはよく行われていたのかもしれませんね。影絵一座として活動していた人たちもいるそうです。 歌川広重はその他にも体をつかった影絵の方法を描いた作品も残しています。こちらのほうはちょっと高度か…。宴会芸にはもってこいかもしれませんね。 出展: 「ぱぴりお」の芽