新型コロナウイルスの感染が抑え込まれつつあった韓国のソウル市内のクラブで起きた集団感染は、9日までに感染者が40人に増えました。 集団感染は、ソウルの梨泰院にあるクラブなど5軒を訪れた20代の男性を中心に広がっていたもので、8日時点で15人規模になっていました。 これについてソウル市長が9日に緊急の会見を行い、感染者が40人に増え、さらに増えるとの見通しを示しました。 朴元淳ソウル市長「一瞬の油断が感染爆発につながり得ることを、まさに今回の梨泰院でのクラブ集団感染ではっきり知ることになった」 店に出入りした1900人以上が把握されたものの、そのうち1300人あまりとまだ連絡が取れず、市は警察の協力を得ながら全員の検査を受けさせるとしています。 また、9日からソウル市内のクラブなどすべての遊興施設に営業禁止命令を出しました。