【2月8日 AFP】ポーランドのドナルド・トゥスク首相は7日、同国の法律に違反する移民を強制送還する計画を策定すると明らかにした。欧州連合(EU)加盟国のポーランドは、5月に重要な大統領選を控えている。 トゥスク氏は北部の港湾都市グダニスクで、EUのウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長との共同記者会見に臨み、EUの加盟国間で移民の受け入れを分担する計画を改めて批判。 「ポーランドに受け入れてもらったにもかかわらず、われわれのもてなしを悪用した揚げ句、暴力的に法律に違反する者は強制送還する」と表明し、政府は「外国人による組織犯罪や暴力犯罪に対する即応計画」の策定に取り組んでいると付け加えた。 司法省と内務省が計画を策定中で、概要は近日中に発表されるという。 5月の大統領選ではトゥスク氏が属する中道派にとって、ナショナリスト(国家主義者)の存在は脅威となっている。このためトゥスク氏はここ数か
