自律神経は、内蔵の働きや代謝、体温など、体の微妙な働きを調整して、私たちの健康を守ってくれています。この自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、それが協調して働いていることがとても大切です。交感神経は目覚めているときや興奮しているときに優位になる覚醒の神経。体にとっては、アクセルのような働きをします。眠っている時やリラックスをしているときに優位になるのが副交感神経。ブレーキのような役割を果たします。交感神経と副交感神経がバランスをとりながら働き、一日の中でそのスイッチが自然に切り替わることで、疲れた内臓や脳を休めて、私たちの健康は保たれています。ところが、「ストレス」の多い生活では、心身は常に緊張し、交感神経が優位な状態が続くため、副交感神経との切り替えがスムーズに行われなくなります。しかも、深夜まで残業をしていたり、昼夜逆転の生活を送っていたりすると、夜になっても交感神経が活発な