ブックマーク / t-kawase.hatenadiary.jp (3)

  • ファシズムは民主主義でもやってくる - 美徳の不幸 part 2

    電車の中で読了。すげー疲れました。約二年ちょっとの日近代政治史の流れだっていうのに、坂野先生、記述が濃いぃぃぃぃ。何か、集中講義で朝から夕方まで一週間講義を受けたような気持ちになりました(ちょっと大袈裟かな。でも、最近の新書では群を抜いているしっかりさ加減だ)。 昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書) 作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/02/06メディア: 新書購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (31件) を見るこの書は、「二・二六事件」や「日中戦争開始」を挟んだ昭和10年から12年頃を中心に記述しているのだが、たった二年間でもこれだけ複雑怪奇(@平沼騏一郎、時代はもうちょっと先だけど)なんだとびっくり。 僕なりに読み取ったことを書くと、我々が漠然と持っている「二・二六事件によって民主主義は死滅し、軍国主義、ファシズムはなし崩し的に戦争に突入

  • 「少年愛」と「ヤオイ」 - 美徳の不幸 part 2

    今日、ミネラルウォーターを飲みながら読んでいたのはこの。 隠喩としての少年愛―女性の少年愛嗜好という現象 作者: 水間碧出版社/メーカー: 創元社発売日: 2005/02メディア: 単行購入: 1人 クリック: 39回この商品を含むブログ (20件) を見る感想は、うーん、難しいな。「少年愛」や「ヤオイ(著者は、現在のBLを含む広義の同性愛ファンタジーをこう呼び、森茉莉から24年組の作品を「少年愛」として区別しているようだ)」のメカニズムがすっきり判る評論ではなかった。著者は、SM的なポルノグラフィーとしての側面を強めている現在の「ヤオイ」の隆盛に対しては、批判的な視線を持っている。著者は「攻め×受け」が跋扈する(笑)最近のヤオイを、「同性愛ファンタジーは性に対峙することのできない少女の脆弱さの現れ」という世間の批判に対する「過剰適応」且つ「反作用」と見なしている(この辺はなかなか面白

    「少年愛」と「ヤオイ」 - 美徳の不幸 part 2
  • 2006-08-19

    昨日、yskszkさんが書いた日記にブックマークしたのだが(一部共感したので)、休日の今日、改めて川原泉の、このところ「ホモフォビア」の作品として取り上げられている2冊を読み返した。 レナード現象には理由がある (ジェッツコミックス) 作者: 川原泉出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2006/06/29メディア: コミック購入: 5人 クリック: 138回この商品を含むブログ (240件) を見るこのに所収の「真面目な人には裏がある」が問題の作品。ゲートボール殺人事件 (花とゆめCOMICS) 作者: 川原泉出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1986/01メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る↑僕は、花とゆめコミックスの方で持っているので。「Intolerance・・・―あるいは暮林助教授の逆説」所収。 確かに、良く読めば、指摘されているように、

    2006-08-19
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