iDVDは美しいメニュー画面のDVDがお手軽に作れるソフトだが、MPEG2エンコーダーとしての性能はDVD Studio Proとの差別化の為か不当に低い。例えばブロックノイズが出まくりでもっとビットレートを高くすべき場面を含んでいても、ディスク容量を無駄に余らせてしまう。また、音声の形式がac3でなく非圧縮のPCMなので、ディスク容量の点からもDVD規格のビットレート制限の点からも動画に割ける容量が制約を受けている。普通のDVDは音声、動画を合わせたビットレートが平均4, 5 Mbps、規格の制約から最高10.8 Mbpsだが、PCMの音声はその内約1.5 Mbpsも消費してしまう。ac3なら数分の1以下のビットレートで済む。他のソフトを用いて音声がac3でより高品質な動画のmpeg2ファイルをエンコードし、メニュー画面だけiDVDから拝借することで、メニューの美しさと高画質を両立させた