ソフトウェア開発に関わる人々の新たなきっかけを生み出す場となることを目指す「Qiita Conference」。ここで「アジャイル開発は世界を変える夢を見るか 」をテーマに株式会社レッドジャーニーの市谷氏が登壇。最後に、組織運営や組織の動き方をアジャイルにしていく方法を話します。前回はこちらから。 組織運営や組織の動き方そのものをアジャイルにする 市谷聡啓氏:アジャイルの世界では昔から、価値観と原則とプラクティスをセットにして語られてきています。 例えばXP(Extreme Programming)では、20年前から大事にしたい価値が言われている。このようなところで、みんな「イエス」とか、「確かにこうかな」とみんな思えるから、先ほどのような回転や探索ができる。(これは)非常に重要な観点です。 そういう意味で、アジャイルは方法を定義する一方で、あり方自体を示すものでもある。むしろ、後者がない