図書館で読める雑誌を増やすため、筑後市立図書館(筑後市山ノ井)が「雑誌スポンサー制度」を始めた。1年分の雑誌を図書館に寄贈した企業や商店は、寄贈雑誌のカバー裏面と書架に広告を掲載できる。 筑後市立図書館では現在、料理や小説、マンガなど64誌を購入している。年間の購入費は約260万円。周辺市の公立図書館では、最も少ない大川市で88誌、最も多い柳川市では291誌を扱う。筑後市は昨年度から6誌増やしたが、それでも少なさが際立つ。 利用者からはここ数年、「もっと雑誌を置いてほしい」という要望が寄せられていた。現在は利用者の中心の30〜40代女性向けのファッションや料理の雑誌などが比較的多いため、ビジネス誌や週刊誌、歴史や鉄道など趣味の雑誌などを充実させたいという。 企業や商店は、寄贈する雑誌を自ら決めて、申し込む。図書館が利用者の要望などをもとに作ったリストから選ぶことができ、すでに図書館が