東日本大震災の発生から6年の節目に合わせ、県内各地の公立8図書館が震災や防災に関する書籍を集めた特設コーナーを設け、防災意識の啓発に努めている。 徳島市立図書館は「あれから6年 3・11」と掲示したコーナーを貸し出しカウンター近くに設置している。被災地の状況や復興について書かれた本や、被災地の子どもが作った新聞を紹介した本など30冊が並ぶ。 こども室にも、津波や地震について解説した本や、被災地のエピソードを紹介した絵本など75冊を展示している。廣澤貴理子副館長は「本を通して被災地を知り、思いをはせてほしい」と話す。 北島町立図書館は「震災を忘れない」と題し、入り口近くに関連書籍約100冊を並べている。南海トラフ巨大地震を想定した町のハザードマップも掲示した。同館の山田佳代子主査は「大地震発生時にどう行動すべきか、家族で考える機会にしてもらいたい」と言う。両館とも展示は31日まで。 阿南市の
東日本大震災から11日で6年を迎える。宮崎市の県立図書館では、被害の記憶の風化を防ぐため、県が復興の途上にある被災地とともに取り組んできた支援内容を紹介するパネル展が開かれている。20日まで。 震災の教訓を県民に伝えようと、県危機管理課が企画。県は「みやざき感謝プロジェクト」と題し、現地で活動する民間団体への支援を行っている。 会場には、写真などのパネル約25点が並ぶ。がれきの撤去や土地の造成に始まり、仮設住宅の被災者への心のケア、高校生への学習支援など、年を追って変化してきた現地での支援と、活動する人たちの様子を伝えている。震災直後に押し寄せた津波などの映像も放映している。 県内でも被害が予想される南海トラフ巨大地震では、県は最大で高さ17メートルの津波に襲われ、1週間で35万人の避難者が発生すると想定されている。県民の防災意識を高めるため、会場に防災関連の書籍や備蓄用の食料なども展示し
◆「活動日誌など寄贈を」 県立図書館が、東日本大震災の体験や避難所での暮らし、ボランティアとしての活動日誌といった「記録」の寄贈を呼びかけている。寄贈件数が年々減少しており、「震災を次世代に伝え、今後の防災に役立てるためにも協力を」と訴えている。 県立図書館は震災後、自治体による当時の対応の記録や、震災前後に作成された防災マップなどを集めてきたが、国立国会図書館の呼びかけで、2014年9月からは個人や民間団体にも資料提供を求めるようにした。14年度には14件寄せられたものの、15年度は4件、今年度は1件にとどまっている。 これまでに寄せられた資料は、千葉市や浦安市、習志野市の住民が撮影した震災当時の写真のほか、旭市の男性の手記「3月11日に家族が体験した津波」、電気設備の被害状況をまとめた技術者団体の冊子など。19件のうち整理が終わった10件は、千葉市中央区の県立中央図書館で閲覧できる。
第69回青少年読書感想文全国コンクール課題図書出版社と公益社団法人全国学校図書館協議会は、東日本大震災被災地への支援事業の一環として、同コンクールの課題図書を寄贈します。 寄贈を御希望の学校は、下記応募要項を御確認のうえお申し込みください。 寄贈先の学校は、下記一覧よりご確認下さい。 (2023年6月8日) ▼寄贈先一覧 多数のお申込をいただいたため、被災状況や過去の寄贈実績等を基に寄贈先を決定いたしました。今回、図書をお贈りできない学校には大変申し訳ございません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 寄贈先の各学校には、別途手続き用の書類をお送りしますのでご確認ください。 また、お申込みいただいた学校に、当会で行う支援活動のご案内をお送りすることがあります。 応募要項 寄贈者 第69回青少年読書感想文全国コンクール課題図書出版社 公益社団法人全国学校図書館協議会 対 象 岩手県・宮
東日本大震災の津波被害を「詩の力」で語り継ごうと、十五人が犠牲になった千葉県旭市で文芸賞が生まれた。地元出身の詩人、高橋順子さん(71)が故郷の海を詠んだ詩集「海へ」(書肆(しょし)山田)に励まされた市民が、高橋さんの協力のもと創設した。「海の子」と感じて育ち、津波を機に海への思いを再度自問する高橋さんは「私の方こそ力をもらった」と心情を語る。 (内田淳二)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く