民間運営「粘り強く説明」 藤井勇(ふじい・いさむ)さん(67) 2月4日に開館した高梁市図書館(同市旭町)で館長を務める。図書館は今月3日現在の累計入館者数が6万7855人で、目標の年間20万人達成に向けて順調なスタートを切った。 同市出身で県教委に採用され、主に教育行政畑を歩んだが、小学校の校長も10年間務めた。定年後、支援が必要な児童・生徒の指導員になり、「子どもの成長に関わるのが天職だと思っていた」。 市教育委員だった昨年、図書館を運営する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」に誘われた。「図書館の場所や民間への委託など、賛否両方の意見に直面していた。悩んだが、誰かがやらなくてはいけないなら微力ながらでも」と任期途中で委員を辞め、同市に移住してきたCCCの若いスタッフらと約半年、開館準備に汗をかいた。
一昨年5月に亡くなった現代を代表する叙情詩人、長田(おさだ)弘さん(1939~2015年)の全蔵書が故郷・福島市の福島県立図書館に寄贈され「長田弘文庫」として開設された。かけがえのない日常を平易な言葉で捉えた詩作はもとより、評論やエッセー、児童文学、翻訳書など幅広い活動の背景となった蔵書群は、20世紀と真摯(しんし)に向き合った第一級知識人の思索の跡を伝える貴重な資料といえる。 資料総数8519冊(自著123冊を含む)のうち和書は6914冊、洋書が1605冊。国内外の詩集や文学関係書をはじめ、芸術書や哲学書、歴史書から童話や絵本までジャンルは多岐にわたる。蔵書は、東京都内の自宅書斎に設けられた扉付き本棚と数連の移動式書架に保管されていたが、11年3月の東日本大震災以降、長田さんは親族に「受け入れてもらえるなら福島の図書館に寄贈したい」と意向を伝えており、昨年2月から搬入…
25日14時、東金市東岩崎1の1、東金図書館2階会議室。 絵本画家・赤羽末吉さん(1910~90年)の三男研三さんの妻茂乃さんが講師を務める講座。茂乃さんは「赤羽が描く絵本は『絵本が未来を担う子供たちの心を豊かに育て、絵本を通じて世界中の子供たちがお互いの国を理解し合うと、それは平和につながる。二度と戦争を起こしてはいけない』との強い思いが込められている」と話す。当日は末吉さんの歩んだ人生や絵本に込められた思いなどを語る。 末吉さんは「スーホの白い馬」や「つるにょうぼう」「いっすんぼうし」などの作品を生み出し、80年に子供の本に長く貢献してきた作家や画家に贈られる「国際アンデルセン賞」を受賞した。同賞は国際児童図書評議会によって53年に創設された子供の本の国際的な賞で、選考水準の高さから「小さなノーベル賞」ともいわれている。
「鳥取県を舞台に! 歴史大河ドラマを推進する会」が5日、鳥取市尚徳町の県立図書館大研修室で発足発表会と講演会を開く。県内ゆかりの歴史上の人物から五つのテーマを設定し、それぞれの地域代表が提案する。秋に公開討論会や投票をして推すテーマを絞り込み、テレビドラマ放映に向けて誘致活動を進める計画だ。 発起人は鳥取市国際観光民間サポーターの田中精夫さんと、地域研究家の内田克彦さん。県社会福祉協議会・とっとりいきいきシニアバンク「生涯現役」共催。 発表会で提案するテーマは▽「流沙川のかなたへ」亀井琉球守〓矩(これのり)(発表者=原田堅吉さん)▽「池田家三代物語」輝政・督姫から光仲へ(田中さん)▽「赤とんぼの母」碧川かたの生涯(四井幸子さん)▽「三愛の国へ」沢田廉三・節蔵・美喜(片山長生さん)▽「日本の大商人淀屋」倉吉からの再出発(田村幹夫さん)。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く