午後11時20分ごろ、激戦を制し初当選を果たした保坂氏は、「ホサカ、ホサカ」のコールを受けて、事務所に登場。拳を突き上げた支持者と喜びを分かち合った。 ◇福島訪れ出馬決意 社民党の衆院議員を3期務めた保坂氏は、「国会の質問王」の異名を取った。東日本大震災発生前は、国政の舞台への再挑戦をあきらめる気持ちはなく、出馬の打診を固辞していたという。しかし、震災発生後の3月26日に被災地となった福島県南相馬市を訪問し、桜井勝延市長と面会したことが転機となった。災害で基礎的自治体の長の担う役割の重要性を再認識し、「すぐにでも仕事がしたい」と出馬に踏み切った。 保坂氏は、「一人一人の住民が参加してまちをつくり直したい。災害への備えは一番大事だと思う」と抱負を述べた。 福島第1原発事故の収束が見えない中での選挙。電力の大消費地にあって、防災の必要性とともに脱原発を果敢に訴えた。当選後のインタビューでも「や