総選挙の投開票日まで残り1ヶ月を切った。 各地では、暑い中さかんに(事実上の)選挙戦が繰り広げられているが、どうも自民党の分が悪いようだ。*1 いや、分が悪いどころではない。下野確実、敗走状態と言っても過言ではないだろう。 政権交代前夜の様相を呈している現在の日本の政治状況を見ていると、ある記憶と非常にダブっていることに気付かされる。 それは1997年のイギリスでの政権交代劇だ。 若きトニー・ブレア率いる"New Labour"と称する労働党が、実に18年ぶりに保守党から政権を奪取したニュースは、日本でも大きな話題となった(ちなみに、当時の菅直人民主党代表は「日本のブレアに俺はなる!」的な発言をしていた。ちょっと痛い)。 当時のイギリス保守党と現在の自民党の類似点を挙げることで、今後の自民党の運命を探る手がかりとしたい。 1. 遅れた解散時期(限りなく任期満了) 「選挙に勝つため」に福田康