言葉に関するlila358のブックマーク (11)

  • 物語。 - 言葉と記憶の小径。

    親しい人との待ち合わせは、屋さんと決めている。少し早めに行って棚を眺めることができるし、相手が遅れて来ても、立ち読みをしていれば、時間など気にならない。どんな人がどんなを、どんな顔で見ているのかを眺めるのも好きだ。 大きな屋さんは苦手。の量にも、人の多さにも圧倒され、1冊も選ぶことができずに店を出てしまう。どうして、あんなに大量のの中から1冊を選ぶことができるのだろう。 屋さんに入ると、まずは、入り口付近の平積み。台を見回すだけで、屋さんの志向が見える。ベストセラーを並べず、頑なに古い哲学書や専門書、地方出版などを積んでいるところは、どんな店員さんがいるんだろうと、わくわくしてくる。 あちこちにPOPを掲げている屋さんは、店員さんに根っからの好きがいる証拠。を手に取らなくてもの内容がわかったり、古いでも大切にしたい店員さんの気持ちが伝わってくる。ただし、POPの短い

    物語。 - 言葉と記憶の小径。
  • 夏なんです。 - 言葉と記憶の小径。

    身体が暑さでどろりと溶けそうな季節になると「風街ろまん」(かぜまちろまん はっぴいえんど)が聴きたくなる。大好きな「夏なんです」は松隆の作詞、細野晴臣の作曲・ボーカル。 いつかBSで見た大瀧詠一のトリビュート番組で、松隆が「大瀧さんはラブソングを歌えるが、細野さんは…」といっていたが、それはおそらく、細野晴臣の曲づくり、歌い方を称賛したのだと思う。世代も時代も国境も越えていく音楽とは、こういうのをいうんだろう。 初めて聴いたのは、高校1年のときだった。前年に母に無理をいって買ってもらったオレンジ色のド派手なラジカセから、だらーんとしたこの曲が流れてきたとき、小学校に行く途中にある、まだ舗装もされていない小径の風景が頭に浮かんだ。駅や街に行くとき、自転車で通る道でもあった。 里山のすそ野になだらかに広がる3区と呼ばれる地域は、遠くまで延々と連なる炭鉱住宅が空とつながっているみたいに見えた

    夏なんです。 - 言葉と記憶の小径。
  • 毎日の散歩 - ururundoの雑記帳

    雪が降る日 強風の日 雨が強く降る日以外は スマホをズボンのポケットに入れ 散歩に出る。 3000歩から5000歩の間を歩くが どうしてもそうでなければ とは思わない。 時間にして 1時間まで。 これ以上は歩かない。 歩き始めると その日の微妙な体調の良し悪しを感じる。 最近気がついた事だ。 例えば ちょっと足がだるいとか そんな些細な事だが。 今日は 青空に小さな雲がぽっかり浮かんでいた。 私の好きな雲の一つ。 写真を撮らねば。 坂道を歩く。 棚田から 名前の知らない黒い鳥が4羽 大袈裟な声を上げて 飛び立つ。 幾種類もの鳥の鳴き声が 飛び交う。 杉の人工林の周り 田の脇を流れる山の水音 下の道を走る車の音。 どれもが 広い空間に吸い取られていく。 毎日同じ道を歩く。 自然は いつも大きな 又は小さな変化を見せる。 今日は 土の下から カエルが ゲロゲロゲロゲロと 低く重く鳴く声が 響く

    毎日の散歩 - ururundoの雑記帳
    lila358
    lila358 2024/04/26
    散歩中に聞こえて来る様々な音が、『広い空間に吸い取られていく』。山の水や木々の香りがふいに立って、空間が広がったような気持ちになりました。
  • 学ぶことは楽しいこと。 - 3年ブログ

    パンチのある1冊でした。 『どうせ死ぬ この世は遊び 人は皆』の感想です。 ザックリした感想 いちばんおもしろかった話 さいごに ザックリした感想 遊びが当はどうでもいいことだったからこそ、気楽に楽しめたように、この人生当はどうでもいいこと、死ぬまでの暇つぶしであることに気付けば、気楽に楽しめるはずです。 (中略) この世の遊びなど、上手くできなくても、所詮死ぬだけ、勝っても負けても最後は皆が平等に死んで終わりです。気楽に楽しめばよいのです。 このの著者はイスラム教徒の方なので、自分の感覚とは少し違うところも多々ありました。それがフレッシュに感じたりする一方で、ちょっと違うように思える部分もあり。普段とはわずかに離れた地点から吹く風を取り入れたいような気分なら、なかなかおもしろい一冊になると思います。 いちばんおもしろかった話 僕がこのを読んでいていちばんおもしろいと感じたのは、

    学ぶことは楽しいこと。 - 3年ブログ
    lila358
    lila358 2024/04/05
    >神様が決めたことなので、その事実を特に恥じるようなことはしません 目から鱗。心が軽くなった。
  • Global Strike on Monday for Gaza - プール雨

    www.aljazeera.com 昨日、月曜日はガザのためのストライキに参加してみてました。"No work, No school, No shopping, Take action for Palestine" のうち、自分ができそうなもの、「買い物しない」と「外出しない」をやりました。あとは Instagram と Twitter からログアウトしてました。 以下は、そんな一日の記録です。 08:07 新しいシャツを、歯磨き中にさっそく汚す。 08:14 Spotify で、家事用プレイリストをかけようとして、これは買い物に等しいなと思い、やめる。宣伝を手伝っていることにもなるし。それに、音楽を無料で聞くことに対するためらいはある。配信側にとってみればユーザーが宣伝をしていることにもなるので、完全に無料というわけではないのだけど、そういう、作家と演者にちゃんとお金を支払わなくて済む仕

    Global Strike on Monday for Gaza - プール雨
  • 2023/11/8 - ことのあらまし

    先輩からいただいたエシレのフィナンシェをオーブンであたためて、同居人が淹れてくれたコーヒーといただく。バターがふわりと香って華やかだ。甘ったるくも重たくもないのにしっかりと芯のある味わいに口角が上がる。 昼に近くの100円ショップまで行き、椅子の脚に履かせる小さな下を2脚分買う。これでダイニングチェアがガタガタすることも減るだろう。灰色くふかふかとした四つ足がのように見えた。 11月3日の日記が、はてなブログの編集部が紹介する「きょうのはてなブログ」に取り上げられていた。気づけばTumblrから日記の書き場所を移してもう半年が経つ。読んでくれる人がいること、誰かのささやかな毎日の楽しみになっているかもしれないことが、人目につく場所にわざわざ言葉を記している、大きな理由でもある。 aramashi.hatenablog.com まだやれる、もっといける、次はきっと、今度こそ。そう思えてい

    2023/11/8 - ことのあらまし
    lila358
    lila358 2023/11/13
     >やらないといけないことからずっと遠ざかった場所でだって、見たいものを見るために顔を上げる。
  • 失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。

    ありきたりの日常のなかで「ねずみ女房」は何がほしいのかわかりません。何かが足りないのです。そんなある日、ハトと出会い、外の世界のことを知ります。そして、ハトとの別れの日「ねずみ女房」は初めて星の美しさを知りました。私たちが大人になっていく意味、日常という世界の凄みを静かに問いかける、大切な1冊。 日常にあった世界とは 大好きなに『ねずみ女房 』(ルーマー・ゴッデン作 石井桃子訳 福音館書店 )という絵があります。 ある日、野生のハトが捕えられ、ねずみ一家の棲む家の鳥籠に入れられます。ねずみ女房は夫と子どもたちの世話に明け暮れていました。 ねずみ女房は、毎日のようにハトの籠のそばまで通い、空や風や雲、森や梢、草の露など外の世界の話を聞いたりします。 夫のねずみは時折やきもちを焼いて、ねずみ女房の耳をかじったりするのですが、ねずみ女房は、ハトのところに通うのが楽しくてしょうがありません。

    失っても、なお───「ねずみ女房」。 - 言葉と記憶の小径。
  • 「認められたい」に区切りをつける - 語る、また語る

    「認められたい」気持ちというものは、 あたりまえにあるものです。 別に「認められたい」と思うことは、 わるいことでも何でもないでしょう。 近しい人に認められたい、 一員になっている組織に認められたい、 漠然と社会に認められたいという人も、 いるのかもしれません。 わたしは、社会に認められたいと、 思ったことはないと思っていましたが、 どうやらそうでもなさそうでした。 自分の属性(家族や学歴など)が、 自分がいる社会において、 「そうあることがよい」と されているとき、社会から 認められていると感じるのだそうです。 ということは、わたしも、 すべてではないですが、 社会から認められるであろう選択を 暗にしてきたということです。 そこに無意識にでも、 社会に認められたいという気持ちが なかったとはいえません。 会社にも「認められたい」と 思っていました。 むしろ「認められなくてはならない」と

    「認められたい」に区切りをつける - 語る、また語る
    lila358
    lila358 2023/05/15
    >もう、誰かに認められるためだけの自分ではないのです。
  • ありがたき不思議。 - 言葉と記憶の小径。

    ○日 去年1年の郵便物と、この10年間の名刺を整理する。郵便物はゴミ袋1つくらい。名刺は2枚の大きな紙封筒に分けて入れ、ガムテープで封をして捨てる。事業ごみなので、他のゴミと一緒に専門の業者に運び込まなければならない。 名刺の大掃除は4度目。以前は、1枚1枚目を通して捨てるものと残すものを選別していた。今回は数十枚だけを除いて、全て破棄。大半の人はメールのアドレス帳に保存されている。 大雑把だが2000枚弱。初対面の人だけで、年間平均200人に会ってきた計算になる。こんなに多くの方々のお世話になって、いまの自分がある。振り返ると不思議な気もするが、確かに、お一人おひとりと時間を過ごし、多くを学んできたのだった。整理の前に、記念写真。 〇日 午前、A教授と、ひょんなことから「おもて・うら」の話になる。物事には「おもて」と「うら」があって、顔は「面(おもて)」で、心は「うら」。「うら寂しい」の

    ありがたき不思議。 - 言葉と記憶の小径。
  • 私は - プール雨

    「頭が普通に動く人なら私の話を理解できると思うけど」=「これからする話を受け入れられない人はバカである」方式の話し方をする人は嫌いなんです。 そうした卑怯な表現自体も嫌いだけど、そういう表現を選んでいる人とのコミュニケーションは「よいしょ」か喧嘩にしかならないので、距離を置きたいです。 付随する事象としては「笑」「W」「草」などの表現を多用する、「どっちもどっち」「右も左も」などとあらゆる態度をくさすといったことも苦手で、私的に NG ワード扱いにしています。 だからって、そういう人がいなくなればいいとは思わない。 人それぞれにそういう文体にたどりついた歴史があるのだし、そのようにしか語れないことを語らざるを得ない苦境というのも想像できる。 あいつもばか、こいつもばか、自分と自分の支持者以外はみんなばか、と言いたくなる気持ちはほんとのところよくわからないけど、大変だろうと想像する。 まして

    私は - プール雨
    lila358
    lila358 2022/12/01
     >誰もが語ることで理解したり、自由になったりできるわけではなく、語ることでむしろ事実から遠のき、幸福から遠のくこともある。
  • 何も 持たない人が、持っているもの - days

    気になる人の棚に 気になるがあったので、 図書館で 借りてきました 断捨離や ミニマリスト という言葉が 出始めたころから、 少ないもので 暮らす人が 増えましたが・・ 著者の 中野さんは、 生まれ持っての方のようで、 生き方も 考え方も とても 軽やかで まるで 重さがない感じ ・・先の見えない 未来のことを考えると、 むくむくと 不安が湧いてくる そんな人に、 ぜんぶ 捨てればいいんですよ と 軽快に語る 中野さん 人との 壁があまりなく、 道で 会えば 気軽に話しかけてしまいそうな 感じの方ですが、 国内外の大企業で 経営者として 活躍されている方なのだそう 仕事で たくさん得られる収入も 生活に必要な分以外は 寄付したり、 アート作品の購入に 使われているらしく、 貯金は ほとんどしないらしい 家や車、高級時計など ステイタスを表すようなものは いっさい 持たず、 アートの購入

    何も 持たない人が、持っているもの - days
    lila358
    lila358 2022/11/08
    良い言葉だ。ハッとした。読んでみようと思います。
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