◇読んだ本、ICで「記帳」 読んだ本を通帳に記帳していきませんか−−。島田市で今月下旬に新しくオープンする市立島田図書館は若者の読書離れに歯止めをかけようと、借りた本の題名などを記録する「読書通帳」を導入する。市によると公立図書館として県内初めての試みで、全国でも4番目の珍しい取り組み。同市は「子どもたちの読書意欲が高まってほしい」と効果を期待する。 読書通帳は今月22日、同市中心市街地にある複合ビル「おび・りあ」の2、3階に島田図書館がオープンするのと同時に開始する。 仕組みは金融機関の通帳とほぼ同じだ。ICチップが埋め込まれている読書通帳を、専用の機械にいれると本の名前と借りた日が記載され、記録として手元に残しておける。通帳1冊で最大216冊分の本の記載ができるという。 読書通帳は山口県下関市の市立中央図書館が10年3月に全国に先駆けて導入した。同館の安冨静夫館長によると、夏休みになる