クレイ・ジャパン・インクは2008年9月17日、小規模ユーザーに向けたスーパーコンピュータ「CRAY CX-1」を発表した。ローエンドの「パーソナルスパコン」と位置付ける。クレイ・ジャパンの中野守社長は「センターのスパコンは運用がルール化されている。CX-1は部門やプロジェクト、少数の研究者などでより自由に活用してもらいたい」と説明する(写真1)。 特徴はオフィスのデスクサイドなどに置けるほどきょう体がコンパクトなこと(写真2)。実際にオフィス内に設置するため、240ボルトだけでなく100ボルトの電源でも駆動できるようにした。また、アクティブ型のノイズキャンセラ装置を装備しており、冷却ファンの騒音を抑えられる。 CX-1はブレード単位でシステムを構成する(写真3)。プロセサ、ストレージ、3次元グラフィックスのブレードを用意しており、シャーシ内の高速バスでつなぐ。プロセサはクレイとしては初め
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