引き分けに終わり、肩を落とす藤枝MYFCの選手たち。しかし試合内容以上に気になることが…… 【宇都宮徹壱】 薄紫色のフジの花が美しく咲き乱れている。ゴールデンウィークの幕開けとなった4月29日、藤枝総合運動公園サッカー場ではJ3リーグ第6節、藤枝MYFC対カターレ富山のゲームが行われていた。藤枝はここまで1勝1分け3敗の14位、対する富山は3勝1分け1敗の4位。藤枝は前半終了間際の45分、久富良輔のスローインから三好洋央が胸で落とし、これを遠藤敬佑が左足からゴールを決めた。前半唯一のシュートで先制した藤枝だったが、後半は相手のロングボールに苦しめられ、最後は後半34分に苔口卓也のゴールで同点に追いつかれる。試合は1−1のドローに終わった。 初めて取材した、藤枝のホームゲーム。試合内容よりも気になったのが、観客の反応の薄さであった。藤色のレプリカシャツを来た地元ファンはそれなりに来ていたのだ