COVID-19パンデミックにおいて防疫対策の基本の一つにになるのが検査です。今はマルチプレックス TaqMan PCR(プローブRT-PCR)という非常に高精度、高感度の分子技法が、SARS-CoV-2を検出する標準検査法として世界的に用いられています。検査の意義は以前のブログ記事(→国が主導する検査抑制策)で示したとおりです。 残念ながら、日本では当初から厚生労働省や周辺の感染症コミュニティによるPCR検査抑制論があり、パンデミックが始まってから3年目に突入した現在の感染対策においてもそれが尾を引いています。日本の検査脆弱性の状況は数字にも現れていて、今日(4月14日)時点での累計感染者数では世界16位なのに、累計検査数になると23位に後退します。ちなみに100万人当たりの検査数で言えば世界132位です。 検査の充実度は検査陽性率に現れます。G7諸国の中で、日本はいま人口比で5番目の新
ramos2 @ramos262740691 米CDCは100万人あたり1000人をhigh、500人をsubstantialとしています。 2週間前、米国では半分以上の郡が500を越えたとニュースを紹介しました いま、日本は全国でhighに到達しそうな勢いです。相変わらず地域差凄く東京、沖縄は地獄ですが。 twitter.com/ramos262740691… pic.twitter.com/iTlMbpE9hE ramos2 @ramos262740691 相変わらず日本は(都市と過疎地域の差がでかいのもあり)都市に引っ張られて、全国の数字が上にふれますが、それでもまだ300。されど300。 もうすぐ米国になりそうですね。 米CDCは100万人あたり1000人をhigh、500人をsubstantial基準にしてますが reuters.com/world/us/cdc-s…
安価な迅速検査を大規模に実施するという戦略は SARS-CoV-2のパンデミックを抑え込むための切り札になるのか? 科学者たちがいまだに議論しているその理由を解説する。 フランスの学校で迅速抗原検査を用いた大規模スクリーニングを行う医療従事者たち。 Credit: KOBI WOLF/BLOOMBERG/GETTY 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の感染者数が急増していた英国で、2021年1月10日、このウイルスとの戦いの流れを大きく変え得る「ある戦略」が政府によって発表された。安価な迅速検査を英国全土で大規模に実施し、無症状者もその対象とするというものだ。こうした検査は、米国内のアウトブレイク(集団発生)の制圧に向けたジョー・バイデン大統領の計画においても重要な役割を担っている。 迅速検査には、鼻腔や咽喉のぬぐい液を紙片に染み込ませて試薬と混合すると30分以内
すべての外国人の新規入国を原則禁止する措置が始まり、閑散とする国際線の到着ロビー周辺=成田空港で2021年11月30日午前9時58分、小川昌宏撮影 世界で急速に感染が拡大する新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」を警戒し、野党各党が、海外からの入国・帰国者の空港検疫で抗原検査から、より精度の高いPCR検査への変更を相次いで要求している。水際対策を強化する狙いだが、政府は抗原検査が「最適」(岸田文雄首相)として継続する方針だ。 立憲民主党の長妻昭元厚生労働相らは21日、後藤茂之厚労相あてに「徹底した水際対策のため空港検疫でPCR検査を行うこと」など10項目を要請した。滞在した国・地域によって隔離施設の待機期間を0~10日間に指定する現在の対応から、「全入国者を10日間待機」に改めるよう求めた。 共産党の小池晃書記局長は17日の参院予算委員会で、空港検疫のすり抜けの可能性について指摘。後
COVID-19が始まったころには、SNSではPCR抑制論が猖獗を極めた。PCRを行っても偽陽性で真の診断には結びつかない、希望者が押し寄せて医療崩壊する、云々。 私はその論調に乗らなかったが、べつに手柄だというわけではなく、単に幸運だっただけだ。患者数が極めて少ないときの検査は陽性的中率が低い云々の、ベイズ推定の知識を披露して喝采をあびたいという誘惑を、当時感じた記憶はある。それをやらなかったのは、白状してしまえば、単に大勢に先を越されておっくうになったからだけであった。 ベイズ推定について熟知していたわけではない。ベイズ推定については医学部の講義は1コマ、卒後には基礎的な総説でときどき復習した程度の、臨床医の知識としてはありきたりな程度だ。それらの知識においては、検討する臨床検査の内容はブラックボックスだった。感度と特異度は全ての臨床検査においてトレードオフの関係にあり、感度と特異度が
[2024/8/8更新] 過去を糾弾したいわけではない。 未来に過ちを繰り返さない為に。 「政治の信頼を回復するには、過ちや不公正に毅然と対峙することが必要です。この一年半のあいだ、政府や厚労省、一部の医師や専門家によって宣伝された偽情報は、撤回されなければなりません。合理的なコロナ対策はその先にしかないからです。」(※1. 引用元) 政府が検査抑制を進めた結果、日本は未だ検査キャパ不足の課題を引きずっている。当時は致し方ない理由があったのかもしれない。海外からの試薬の調達不足・検査体制の未整備・医療従事者の感染の不安・検査場での感染拡大、様々な懸念があったと思う。然し、それをベイズ推定という全く別の説明で、安易に世論を抑え込もうとした。騙す意図はなかったとしても、「国民の声を封じればよい」と、真の問題解決への努力を怠り、検査への誤った不信を抱かせ、後々の感染症対策に大きな弊害となったこと
嘘です。 「検査キャパが少ない」のでは*ありません*。 去年から言っていますが、僕の知っている限り、自治体と契約している衛生検査所は、キャパの1/10〜100程度しか検体が保健所から送られてこず、人を持て余し、企業向けにPCR検… https://t.co/cCl7dI3kCx
政府が「安全安心」をアピールする東京オリンピックで、選手らと接触するボランティアの人たちに義務づけられている新型コロナのPCR検査について、ずさんな運用の実態がJNNの取材で分かりました。 「選手村にはきょうも、続々とボランティアの方々が入っていきます」(記者) オリンピックの選手村などで活動するおよそ7万人のボランティアは、組織委員会のガイドラインで、活動開始前のPCR検査が義務付けられています。選手と接触する人については、活動中も毎日、検査することになっていますが・・・ 「PCR検査自体は1回も受けてないです。(Q.組織委員会からは連絡なかった)そうですね。検査を受ける案内とか、今のところ一度も声がかかったり、説明とかがない」(ボランティアの男性) 義務付けられているはずの検査を一度も受けていないと証言するのは、ボランティアの運転手として選手らの送迎を担当している男性。選手村で選手らの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く