東日本の太平洋岸で原発がないのは岩手県だけである。 なぜだろうか。 じつは岩手県にも原発が建設されようとして歴史がある。 私の郷里は岩手県田老町摂待だ。現在は市町村合併で宮古市田老地区である。 その摂待で私が大学生の時代、原発立地計画が浮上した。岩盤が固く原発立地に好都合だという理由だった。 もちろん、地元の人はほとんど全員反対だった。 いざ建設計画が始動し始めたら、反対運動に立ち上がると意気込んでいた。 だが、原発の話はいつの間にかうやむやになってしまった。 なぜ原発建設の話が立ち消えたのか。地元の実力者で元首相の鈴木善幸の存在があった。 1月21日付朝日新聞で、本田修一記者が「原発国家 三陸の港から」「空白岩手 陰に和の政治」として取り上げている。 摂待に原発の立地計画が持ち上がったのは1975年である。 青森県から茨城県まで太平洋岸で岩手県だけ原発が出来なかった。それは岩手県の三陸海
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