【エルサレム共同】イスラエル最高裁は7日、占領地ヨルダン川西岸中部にあるパレスチナ人の私有地に無許可で建設されたユダヤ人入植地ウルパナについて、5月1日の撤去期限を3カ月延期するよう要請した政府の申し立てを棄却、7月1日までに入植者住宅を撤去するよう命じた。 退去を迫られる入植者らの反発は必至。9月4日の総選挙を前に、ウルパナ存続を模索していたネタニヤフ首相は苦しい立場に立たされた。 西岸には政府公認の入植地が約120、ほかにイスラエルでも違法とされる非公認の入植地が100以上あり、いずれも国際法上は違法。