昨日のラジオで話したことを記事にまとめておきます。 昨日はいくつかの作品を取り上げて、そのなかの人間関係について考察してみたのですが、そこで浮かび上がってきたのは「対等な関係性」というキーワードでした。 たとえば、「ライバル」の項目で取り上げた『ベルセルク』のガッツとグリフィスは、あまりにも真摯に対等であろうとしたために、さいごには敵対することになってしまいます。 また、遠藤淑子の漫画『マダムとミスター』の主人公、グレースとグラハムは、男女/主従という関係性を飛び越えて対等に渡り合います。 話を続けるうちに、自分はどうもこういう「対等な関係性」に惹かれるらしい、ということがわかってきました。 そこで思い出したのが、男性論を扱う学者である熊田一雄さんの記事です。熊田さんは、「近代社会では、男性に何らかのハンディをつけなければ、男女間の「対等な対」を説得的に描くことができなかった」と書き、高橋
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