囲碁の人工知能(AI)が、世界最強棋士の一人を相手に3連勝と強さを見せつけた。囲碁は碁石を置く点が多く、数あるゲームの中でも複雑で直感も必要とされてきた。「勝利は当分先」と言われたAIは、急速に実力をつけた。その特徴は、様々な棋譜を読んで「自ら学習する力」だ。 「インターネットから10万の棋譜を入力し、自己対局を3千万回やって学習した」 今回、李セドル九段との対局を制したAI「アルファ碁」を開発した英グーグル・ディープマインド社のデミス・ハサビスCEOは11日、韓国・大田で講演し、アルファ碁の実力向上をこう振り返った。 1997年にチェスの世界王者を破ったIBMのコンピューター「ディープブルー」との違いも語った。「ディープブルーは膨大な情報を処理したが、アルファ碁は選択した少数の情報だけを処理している。人間が直感で状況判断するように」 AIにはこれまで、コンピューターの計算性能の向上を生か
ツイッターなどのSNS上で、不用意な画像を載せて炎上する若者が定期的に話題になる。四六時中いじってしまう「スマホ依存」も深刻だ。そんな中、明治学院大の学生らがSNSをうまく使うために、頭に置いておきたい「5つの合言葉」をひねり出した。 【友だちは、フリー素材じゃ ありません】 【その個性の出し方、間違っていませんか】 「バカッター防止策」として絶妙 フェイスブックのシェアは5千超え。ツイッターでは、「小学校の教材にすべき」「分かりやすいなぁ。プリントして息子の部屋にでも貼っておこうかな」などと評判に。ITジャーナリストの津田大介さんも「わかりやすいし、よくできてるね。これ」とつぶやくなど、学生自身による「バカッター」防止策としても話題になっている。 合言葉の残りの3つは、 【デマの中継所にならないでっ!】 【昨日、SNSで何を見たか、思い出せますか?】 【歩きスマホは、歩く武器】 それぞれ
行方挑戦者の話 1局目はひどすぎたので、何とか切り替えてこの場に臨めた。名人戦のためにひとまずしっかりやらなきゃと。(初勝利で)ひとまずホッとしている。久々に▲3八銀(7手目)と指されたが、昔と今とでは感じ方が違った。そのへんを色々考えていたら、いつの間にか長考になった。わからなかった。手探りだった。(28手目の△3三金と受けた形は)前からあると思っていた。一局かな、と思っていた。(△7二飛~△7四歩と仕掛けた辺りで)直後に水面下で見落としがあり、まずいことになったという気がしたが、致命傷にならなかったので、ツイていた。最後の最後までわからなかった。 羽生名人の話 今日は相懸かりでいこうと思った。(7手目の▲3八銀で)どうなるのかなと思ったが、先後が入れ替わった感じになった。あまり▲9六歩が生きない展開になったかもしれない。(序盤は)似た形だが微妙に局面の評価が違い、比較しながら考えていた
深浦九段―佐藤九段戦は2日午前2時9分、233手で深浦九段勝ちで終局した。挑戦にも陥落にも関係ない、来期の順位を争う一局が、最後まで残った。 これで本日の5局は全て決着した。 広瀬八段―三浦九段戦と深浦九段―佐藤九段戦の感想戦は続いている。(佐藤圭司) 午前1時25分、広瀬八段勝ち 広瀬八段―三浦九段戦は2日午前1時25分、157手で広瀬八段勝ちで終局した。これによって、行方八段、渡辺二冠、久保九段、広瀬八段の4人が6勝3敗で並び、4者によるプレーオフが行われることが決まった。 まず、広瀬八段と久保九段が5日に対戦。その勝者が10日に渡辺二冠と戦い、さらにその勝者が16日に行方八段と戦う。4人とも初めての名人挑戦がかかる。プレーオフにもつれ込むのは第64期以来9年ぶり。 残りは、あと1局。深浦九段―佐藤九段戦だ。深浦陣に侵入した佐藤玉に対し、深浦九段が猛攻撃を加えている。(佐藤圭司) 午前
戦後の将棋史上、最年長のプロ入りをめざす朝日アマ名人、今泉健司さん(41)=広島県福山市=が8日、東京・将棋会館であったプロ編入試験五番勝負第4局で石井健太郎四段(22)に勝ち、シリーズ通算3勝1敗でプロ入りを決めた。来年4月1日付でプロ四段となる。 これまでのプロ入り最年長は、プロ棋士養成機関「奨励会」に在籍の年齢制限がなかった1957年の故・北村文男さんの37歳。 今泉さんは14歳で奨励会に入会したが、26歳までにプロと認められる四段に昇れず、年齢制限にかかり99年退会。2007年、アマ棋戦優勝者に用意された試験を経て再入会を果たしたが、2年間の期限内に四段に昇れず、再び退会した。 今回は、アマ棋戦の成績優秀者が特典として出場できるプロ公式戦で10勝以上かつ勝率6割5分以上の条件をクリアし、プロ編入試験の受験資格を獲得。3度目のプロ挑戦で27年がかりの夢をかなえた。■「長所は元気の良さ
ツイッター上に投稿された児童のわいせつな画像をリツイート(転載)し、不特定多数の人が見られる状態にしたとして、神奈川県警と熊本県警の合同捜査本部は21日、大阪府の配送業の男(52)を児童買春・児童ポルノ法違反などの容疑で書類送検し、発表した。同じ画像をリツイートしたとして、少年(14)についても同法違反の非行内容で児童相談所に通告した。 神奈川県警によると、児童ポルノ画像をツイッター上に投稿した疑いでの立件は過去に例があるが、他人の投稿内容を転載した疑いがある者まで立件したのは、全国で初めてという。 この画像を最初にツイッター上に投稿したとして、横浜市の無職の男(23)も同法違反の容疑で書類送検された。今年3月、自宅でツイッター上に児童ポルノ画像1点を投稿した疑いがある。 大阪府の男らほかの2人は、この画像をリツイートし、不特定多数のネット利用者に見せた疑いがある。3人とも容疑を認め、「フ
溺れた時の合言葉は「ういてまて」。東日本大震災の津波から子どもの命を救った自己救助法が、海外で注目されている。タイやスリランカでは講習会が開かれ、「UITEMATE」の日本語とともに広まっている。 「ういてまて」は、水面に大の字になって仰向けで浮いた状態で、救助を待つ方法だ。水難学会長の斎藤秀俊・長岡技術科学大教授が2000年、運動靴が水に浮くほど軽い素材を使っていることにヒントを得て、浮力を生かした方法を考えた。現在、学会メンバーの救急救命士らが全国の小学校などで講習会を開き、普及を目指している。 溺れて助けを求めようとすると水中で立った状態になる。水面より上に出るのは頭の一部だけで、「助けて」と手を上げると体全体が沈み、最悪の場合数分後には心肺停止状態になる。
A級順位戦は、誰が名人に挑戦するかと同時に、誰がB級1組に陥落するかが重大な問題だ。来期のA級の座、つまり名人挑戦を争う資格があるかないかでは天と地の差。それをめぐって熾烈な争いが展開される。 今期は、8回戦までで7勝1敗の羽生三冠の名人挑戦と、1勝7敗の谷川九段のA級陥落がすでに決定している。この日の最大の焦点は、もう1人の降級者が誰かだ。 降級の可能性があるのは、3勝5敗の屋敷九段、郷田九段、三浦九段と、4勝4敗でシード順位が下位の久保九段の4人だ。 屋敷九段は敗れた時点で降級が決まる。屋敷九段が勝った場合、郷田九段は敗れれば降級。屋敷九段、郷田九段とも勝てば、三浦九段と久保九段の直接対決の敗者が降級となる。4人とも勝てば残留だけに、他者の状況によらず自ら勝利してA級の座を確保したいところだ。
15日未明に出された佐村河内守さんの自筆の謝罪文の全文は、以下の通り(原文は縦書き)。お詫び今まで私の起こしたことについて深く謝罪したいと思いペンをとりました。そしてすぐに説明が出来なくて申し訳ありませんでした。弁護士さんにも本当のことが言えなくて、決断するのに時間がかかってしまったのです。また、私のせいで、多くの方々に大変な迷惑をかけてしまったことを心からお詫びしたいと思っています。私のCDを買った方々、応援して下さった方々、音楽関係の方々、私の噓によって番組を作った方々、本やインタビュー記事を出してくださった方々、大切な本番の直前に騒動に巻き込んでしまった高橋大輔選手、被爆者の人たち、被災者の人たち、障害者の人たち、広島市の関係者、友人、家族等、本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くお詫びいたします。私がついた噓は、新垣さんのことだけではありません。もちろん、新
将棋の中井広恵女流六段(44)が、所属する日本女子プロ将棋協会を23日付で退会した。協会が24日、発表した。無所属のままプロ棋戦出場は続けるという。 協会は2007年5月、日本将棋連盟の17人の女流棋士が独立して設立。中井女流六段が初代代表理事に就いた。 しかし13年1月、協会が独自に認定した女流棋士を連盟がプロと認めないことに抗議して、協会の現代表理事・石橋幸緒女流四段(33)が連盟所属の女流棋士との対局を放棄し、対立。連盟は10月、「今後、現在の協会とは一切の契約・交渉をしない」として、各棋戦における協会との相互協力関係を解消した。 中井女流六段は「協会の方針や方向性と相違があり、中でやっていくことが難しくなった。関係者に迷惑をかけている現状は申し訳なく、前代表として責任を感じている」と退会の理由を説明する。 中井女流六段は1981年に11歳で女流プロになった。女流名人9期など、タイト
将棋の永世名人の資格を持つ谷川浩司九段(51)が、棋界最高峰のリーグ戦「A級順位戦」から陥落することが11日未明、決まった。19歳のリーグ入りから始まった連続在位記録は故・大山康晴十五世名人の44期に次ぐ史上2位の32期で途絶え、「光速流」の異名で一時代を築いた名棋士が、ひとまず大舞台から退場する。 この日、前期戦績に基づく順位5位の屋敷伸之九段が勝って3勝4敗になり、すでに1勝6敗の8位谷川は残り2戦を連勝しても下位2人に入ることが決まり、B級1組への降級が確定した。大山十五世名人は「A級から陥落したら引退する」と公言し、A級在籍のまま死去したが、谷川は現役続行を表明している。 将棋界は名人を頂点に、上位からA級(10人)、B級1組(13人)、B級2組(25人)、C級1組(34人)、C級2組(46人)というピラミッド型の構図がある。A級は全棋士がめざす一流棋士の証しだ。 14歳、中学2年
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