フランスのマクロン大統領は18日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアについて「敗北を望んでいるが、崩壊は望んでいない」と話した。仏紙フィガロなどのインタビューに答えた。 マクロン氏は「いま必要なのは、ウクライナがロシアの前線を妨害する攻撃を実施し、交渉への動きを作ることだ」と発言。「フランスの立場は、ロシアを完全に敗北させて崩壊させることではない。ウクライナとロシアのいずれも完全な勝利をおさめることはできない」と持論を展開した。 その上で、ロシアの今後について「今のロシアのシステムでは、プーチン(大統領)以外のいかなる(指導者の)選択肢も良いと思えない。現在のロシアの市民社会から民主的な解決策が現れると考えられるだろうか。それを願っているが、実際に起きると信じることはできない」と話した。 ロシアによるウクライナ侵攻の開始以来、マクロン氏はしばしば「ロシア寄り」と受け取られる発言で物議を醸して