陸上男子の蘇炳添(中国)は日本時間31日(現地時間30日)、ダイヤモンドリーグ第3戦(米国・ユージーン)の男子100メートルに出場し、9秒99(追い風1.5メートル)で3位に入った。黄色人種としては初の9秒台突入の快挙を達成した。 アジアでは2007年にナイジェリア出身のサミュエル・フランシス(カタール)が始めて10秒の壁を突破した。2013年には、当時高校3年生だった桐生祥秀(東洋大)が10秒01をマークすると、同年8月の世界選手権では張培萌(中国)が10秒00を記録。今年3月のテキサスリレー(米国)では、桐生が追い風参考記録ながら9秒87で走り、初の9秒台突入の期待が懸かっていたが、中国勢に先を越される形となってしまった。