ユーチューバー・政治学者として活動する保守派の論客、岩田温さん(40)が学生時代に手掛けたデビュー作『[新版]日本人の歴史哲学 なぜ彼らは立ち上がったのか』(産経新聞出版)が20年ぶりに復刊された。79回目の終戦記念日を前に、インタビューに応じた岩田さんは大東亜戦争で祖国の繁栄を願って散華した特攻隊員たちに思いをはせた上で、「歴史との断絶が顕著な現在の日本人は、過去・現在・未来と続く垂直的共同体の中で生きているという自覚を取り戻すべきだ」と指摘した。主な一問一答は以下の通り。 日本人の歴史哲学--約20年ぶりに復刊された『[新版]日本人の歴史哲学』を改めて読み直しての感想は 「基本的に、歴史と哲学と国家というものに重要な関係があるという認識は当時から全く変わっていない。多くの歴史学者は歴史だけを、哲学者は哲学だけを、政治学者は政治だけを論じる。しかし今の日本で本当に求められているのは、歴史