第104回全国高等学校野球選手権大会が終わった。現高校3年生は高校生活3年間をコロナ禍と共にした学生たちだ。世間にはコロナで練習できなかった世代、などという論評もある。 阪神甲子園球場の外観(photolibrary)https://www.photolibrary.jp でも、そうはならないはずだ。彼らは野球ができる喜びを誰よりも知っている世代。必ず、野球人としても、そうでない世界でも、この世代は今年の夏空以上に輝いてくれる、そうなるだろうと信じている。 さて、その選手権大会は東北、宮城県代表、仙台育英高校の優勝で終わった。勝利が決まった瞬間、「優勝旗が白河の関を越えた!」と連呼される。 「ああ、はじめて東北勢が優勝したんだ」 この場合はそういう意味でいい。ただ、キーワードに引っかかる人も多いはず。「白河の関って、何なんだ?」 となる人もいるだろう。そこで、その白河の関について、少し説明