東京都知事選で細川護煕元首相が、経済成長を否定する「脱成長」発言をして話題になった。細川氏以外にも「成長経済から成熟経済へ」「少子高齢化社会では成長はできない」など、経済成長を否定する論調はいまだに根強くある。 こうした論を主張する人たちの思想的背景や特徴は何か。そもそも経済成長なしで社会を持続させることは可能なのだろうか。 1970年前後、それまでの経済成長の中で種々の問題が出てきたことから、知識人から成長に関する警告が発せられた。例えば72年のローマクラブによる「成長の限界」である。人口増加や環境汚染などが続けば、いずれ地球上の成長が限界になるというわけだ。 日本でも公害や環境汚染、サラリーマンの働き過ぎ、地方の過疎化など高度経済成長の負の側面が意識され、70年から朝日新聞によって「くたばれGNP」が連載された。 こうした警告は、成長を認めつつその弊害を除くというスタンスであれば意味が
坂口健太郎主演の日本テレビ系新土曜ドラマ『Dr.チョコレート』で、敏腕新聞記者役を演じている西野七瀬。すっかりミステリアスな演技が板についた西野が、『Dr.チョコレート』ではどんな演技を見せているのか。その魅力や今後の展開について予想してみたい。 西野七瀬は、乃木坂46で一時代を築いた後に俳優の道に進み、2019年のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系/以下、『あな番』)での黒島沙和役で俳優としてブレイク。清純そうで、一見悪に立ち向かうヒロイン的な女子大生だが、実は男たちを利用して連続殺人を企てる猟奇殺人者という、まさかの黒幕として世間を震撼させた。当たり役になった理由は、アイドル時代に築いた、守りたくなるような儚いイメージがベースにあったからだろう。猟奇的でサイコパスな人物を演じた時の意外性と怖さ。そして、フワッとしていてどこか冷めているような淡々としたセリフ回しなど、観ているとスッと
性自認の法令化に反対を訴える性的少数者でつくる民間団体のメンバーら=1日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ(奥原慎平撮影) 性同一性障害者らでつくる「性別不合当事者の会」や、女性の権利保護を目指す「女性スペースを守る会」など4団体は1日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、自らの性を自身で決めるという「性自認」を法令化する現状のLGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案について反対の立場を強調した。 法案は公明党などが19日開幕の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)までの成立を求めている。ただ、法案には「性自認を理由とする差別は許されない」との文言が含まれ、トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)による女性用のトイレや更衣室の利用などにつながるとの指摘もある。 記者会見で、性的少数者でつくる「白百合の会」の千石杏香氏は、法案について「女性だと言い張る男性を女性
4月29日に開かれた連合のメーデー中央大会に岸田文雄首相が出席した。賃上げや働き方改革などで、政府・与党と労働組合の関係にどのような変化が生じているのか。野党は労組の代弁者になれているのか。 メーデーは、労働者が団結して権利を要求する日で「労働者の祭典」といわれる。始まりは1886年の5月1日、米シカゴで、1日12~14時間勤務が当たり前だった労働環境の改善を求めて労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働争議)を起こし、8時間労働の実現を要求したことに由来する。日本では1920年5月2日に第1回メーデーが東京・上野公園で開かれている。 これまで自民党の現職首相も、2001年に小泉純一郎首相、14年に安倍晋三首相が出席している。小泉氏も安倍氏も雇用・労働規制の緩和を進めていたので、一部の労働者から出席はふさわしくないという意見も出ていた。しかし、就業者数を増加させるなどして雇用
小芝風花さん主演の連続ドラマ「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)第2話が4月28日に放送された。ドラマでは、俳優で声優の平野綾さん演じる円山ラジオ(MRS)の人気パーソナリティー・茅代まどかが、鼓田ミナレ(小芝さん)に入れ込むチーフディレクター・麻藤兼嗣(北村一輝さん)に絡む姿が注目を集めた。
■人気声優が集合 さまざなまジャンルで活躍する3人が集まり、本音トークを展開していく同番組。 今回は放送スタートから10年を超えたテレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』でも共演する声優の花澤・関智一・梶裕貴が集まり、先輩後輩の垣根を超えたトークを披露した。 関連記事:ハライチ岩井、嫌いなテレビ局と理由を激白 「俺が劣勢ってイメージを…」 ■子役から声優に 子役を経て14歳で声優デビューを果たした花澤。昨今は歌手活動やバラエティ番組への出演など、幅広い分野で大活躍中だ。 仕事の話で盛り上がるなか、花澤はデビュー当時を振り返る。自身の出演作を鑑賞して「スゴい絶望したんですよ。なんでこんな素人がしゃべっているようになっちゃうんだろうって」と演技のできない自分にショックを受けたと明かした。 関連記事:山寺宏一、“同期”浪川大輔の活躍を称賛 「浪川さんについていきます」 ■17歳のころ…
※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 原作は、村岡ユウ先生による同名漫画(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載。2023年4月からは無料まんがサイト「マンガクロス」にて連載中)。柔道経験者である村岡先生が描く柔道シーンは秀逸で、試合の熱さやワクワク巻、青春の尊さを描いたストーリーも魅力だ。 今回のアニメでは、監督に荻原健さん、シリーズ構成に皐月彩さん、キャラクターデザインに武川愛里さんを迎え、原作のよさを生かしつつアニメとしての魅力もプラスされたことで、視聴者からの評判は回を重ねるにつれて上がっていった。 そんな本作はどのように作られたのか。アキバ総研では、本作のアニメーションプロデューサーであるBAKKEN RECORDの大松裕さんに、制作に至った経緯からスタッフィングや
キャスティングは意見が分かれることなく実力重視で決定 ――チームワークという話が出ましたが、作品やキャラクターを作るうえではキャストも重要な要素です。メインとなる青葉西高校柔道部のキャスティングは、どのように決めたのか教えて下さい。 大松 キャスティングに関しては、特に条件や制限はなく、本当に実力重視で選びました。しかも、村岡先生にもキャスティングに参加していただき、先生を含めてすんなり決まったんですよ。僕は声優事情に明るくないので、誰がどう人気のある人なのかわからなかったのですが、意見が分かれることなく実力重視で選ばれた5人です。 ――実際に演技を聞いての印象や、思い出深いことはありますか? 大松 今となっては反省点になるのですが、メインの5人が集まったのは第1話の収録だったんです。できればその前に、アイドリングのようなことをやれたらよかったなと思いました。もちろん、皆さんすごく技術があ
これ。 アカデミー賞の評価の際にも色々話題になった。 ようするに「スーパーマリオの映画には、別にマイノリティが出てこないし、人種差別もLGBTも差別問題も出てこない」 ということ。 つまり、アメリカの映画評論家が突きやすい社会問題が投影されていないということだ。 「イタリア移民の白人兄弟が、勇気を出して頑張る話」 という話だ。 テーマは「家族愛」と「勇気」だった。 社会問題は一切含まれていない。 だから「薄っぺらだ」と言っているんだろう。 娯楽作品に何でもかんでも社会問題を入れるのは、それが作品に作用することはあるが「絶対的なルール」ではない。 差別に苦しんでいる人間以外にも、娯楽作品で楽しみたいひとはいっぱいいる。 マリオやルイージの住むスーパーマリオの世界は、いわゆる「バカでのろまで、失敗続きの優しい二人が、勇気を出して困難に立ち向かう」 という映画だった。 わかりやすい被差別のアイコ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く