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ブックマーク / note.com/mostsouthguitar (9)

  • 暗殺犯山上の新証言が事件と統一教会追及を振り出しに戻した|加藤文宏

    加藤文宏 1 6月19日、安倍晋三元首相暗殺事件で起訴されている山上徹也に対して、精神鑑定で「完全責任能力」があるとする結果が出た。2日後の6月21日、山上が「現在のような状況を引き起こすとは思っていなかった」と語ったと報道された。「(宗教)2世の人たちにとって良かったのか悪かったのか分からない」とも言ったそうだ。 山上の新証言は、彼の弁護団が言うように「明確な真意を確認できない」が、彼にとっての想定外な状況が何者によって引き起こされたか改めて考えさせられる発言だ。拘置所の中にいる山上の言動はほとんど外部に伝えられていないのだから、現状を作り出したのは塀の外にいる者たちである。 まず、暗殺事件の直後から犯行の意図や山上の心理について「知っている」「わかる」とする者たちがいた。そして、これらを前提にして安倍晋三氏と統一教会(現家庭連合)や自民党と教団の関係を糾弾する動きだけでなく、信者を社会

    暗殺犯山上の新証言が事件と統一教会追及を振り出しに戻した|加藤文宏
  • 草津町冤罪事件とフェミニズム/もはやフェミニズムではないJフェミニズムの構造|加藤文宏

    新井祥子氏が草津町の黒岩町長に性交渉を強要されたと嘘の告発をすると、フェミニズム活動家たちは証言を鵜呑みにして町長と草津町を誹謗中傷した。濡れ衣だったことが確定してからも、彼らは謝罪だけでなく反省すらしていない。こうしたなか「しんぶん赤旗」の謝罪を評価する者もいるが、吊し上げを先導していた同紙ならびに共産党の責任が厳しく追及される恐れがあったので謝らざるを得なくなっただけだ。共産党フェミニストは、あなたを「人権が尊重されなくてもしかたない人」とみなして攻撃をしかけてくるかもしれない。 2024.5.3 23:10 模式図を1点追加。 加藤文宏

    草津町冤罪事件とフェミニズム/もはやフェミニズムではないJフェミニズムの構造|加藤文宏
  • Colaboへの平身低頭写真が ハラスメントへの取り組みを 昭和に逆戻りさせた 【短信】|加藤文宏

    追記 2023.12.16 14:10/文末に面談と取材について。 変更 2023.12.16 20:20/文末追記の[非公開であった面談の事前または事後に謝罪の様子が撮影された]が誤読を誘発しかねないため、[面談そのものは非公開であったが事前または事後に謝罪の様子が撮影された]へ変更。 追記 2023.12.17 12:28/撮影者の位置と状況について。トリミングについて。 加藤文宏 Colaboという団体が会計上の問題から追及されているらしいことについて私は触れずにきた。だからいま、何が、どうなっているか通り一遍のことしか知らない。 このようなColaboについて、X/Twitter上で安田浩一氏のポストが目に止まった。 取材メモが流出した件について、NHK日、一般社団法人「Colabo(コラボ)」を訪ね、謝罪しました。 2023年12月14日 午後6:45 同ポストに添えられてい

    Colaboへの平身低頭写真が ハラスメントへの取り組みを 昭和に逆戻りさせた 【短信】|加藤文宏
  • 語られてこなかった自主避難/生協が母たちに届けた原発事故|加藤文宏

    生協が母たちに届けた原発事故 被曝を恐れて首都圏から自主避難した母親がいる。彼女らが抱えていた不安は、妄想によって生まれた感情ではなく、日常的に接していた情報から芽生えた確信だった。 この時期に、少なからぬ数の生活協同組合(生協)が会員のほとんどを占める女性たちに伝えた情報は、他の料品店が伝えたものとも、政府や自治体が伝えたものとも大いに違っていた。 「べて応援」を否定し批判したのも、母親たちが信頼を寄せていた生協だった。生協は未だにALPS処理水を「汚染水」と呼んで放出を阻止しようとしている。 母たちが見ていた原発事故 第一回で紹介したAは、被曝を恐れて小学生の子供とともに首都圏から近畿地方へ自主避難した。科学的な評価だけでなく当時の一般的な感覚をもってしても、理解し難い不要な避難だった。筆者や協力者が彼女とやりとりをすると、原発事故の被害規模や、世情に対しての認識が常に大きくいち

    語られてこなかった自主避難/生協が母たちに届けた原発事故|加藤文宏
  • 中核派系団体が行った福島市内デモにみる極左暴力集団の浸潤|加藤文宏

    加藤文宏 3月11日に行われた中核派系デモ 2023年3月11日、福島市内で原発存続に否定的な主張を展開するデモが行われた。デモを主催した『すべての原発いますぐなくそう!全国会議(略称:な全/NAZEN)』は、警察庁から[東日大震災後、同調者の獲得を図るため、セクト色を隠し原発の即時停止等を訴えるなど、反原発闘争の盛り上げを図る]中核派の大衆運動と指摘されている団体である。 警察庁が指摘するだけでなく、一般的な定義のうえでも中核派は極左暴力集団(過激派)とされ、共産党からは“ニセ「左翼」暴力集団”とも呼ばれている。こうした中核派の大衆運動組織NAZENが行ったデモをめぐって、福島県議会議員の渡辺康平氏が注意喚起を行うと、「『極左暴力集団中核派デモ』とは一体どういうことか?」と言う者、こうした誤りを訂正して警鐘を鳴らす人、警鐘の鳴らし方を批判する国会議員とさまざまな声が錯綜した。 ことの成

    中核派系団体が行った福島市内デモにみる極左暴力集団の浸潤|加藤文宏
  • 西山太吉と西山事件に下された半世紀前の辛辣な結論|加藤文宏

    加藤文宏 なぜいま西山太吉なのか 沖縄返還を巡って日米間で取り交わされた「密約」をめぐる西山事件の主、元毎日新聞記者の西山太吉が2月24日に心不全のため死去した。91歳だった。西山の死が報道されると、ジャーナリストの江川紹子は 当時のプロセスには様々な論評はあるが、人生をかけて密約の存在を伝えた。おつかれさまでした Twitter 10:05pm · 25 Feb 2023NHK訃報を紹介した。 江川が言う「当時のプロセス」とは何か。取材プロセスであろう。 1971年、佐藤内閣は沖縄返還に際して地権者に対する土地の原状回復費400万ドルをアメリカ合衆国が支払うと発表していたが、実際には日国政府が肩代わりする密約を結んでいた。返還交渉を取材していた西山太吉は、肩代わりを約束する秘密電文の存在を外務省の女性職員Hから聞き、彼女に求めて電文のコピーを入手した。 「密約」の存在をほのめかすに

    西山太吉と西山事件に下された半世紀前の辛辣な結論|加藤文宏
  • 反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら|加藤文宏

    マスク反ワクチンをやめたくなったときどうしたらよいか手順やトラブル時の解決法を説明します 反マスク運動や反ワクチン運動に参加していた人たちから、周囲で新型コロナ肺炎に罹る人が現れはじめて、中には連絡が取れなくなった人もいて怖い、どうしたらよいのかと私たちに気持ちの迷いを伝えるメールが届いています。 人それぞれ状況が違うでしょう。でも私たちに言えることはひとつ。 「匿名でやっているならフェードアウト。実名を知られていても縁切り」 これだけです。 でも踏ん切りがつかないとしたら、その理由を考えてみましょう。 仲間内の人間関係が崩れたり、親しくしていた人を裏切ったり、仲よくしていた友だちが消えたり──こんな心配をしているのでしょうか? 私たちは同じような心配をしていた人を、放射線が怖いと言ってデマを流したりデモをしていた人々の中にたくさん見てきました。 はっきり言えるのは、反マスクや反ワクチ

    反マスク・反ワクチンから抜け出したくなったら|加藤文宏
  • ワクチン確保から接種まで後手後手だったのか|加藤文宏

    著者: X、ハラオカヒサ (誤記訂正を行いました。これまでにご指摘いただいた方々に感謝いたします) 無関心から批判へ2020年1月15日の国内感染者初確認は、日在住者にとって新型コロナ肺炎が海のむこうのできごとではなくなった瞬間だった。しかし国内では新型コロナ肺炎をマスク不足を通して実感するにとどまり、とらえどころがなく現実味が薄いままさっぽろ雪まつりクラスターの発生や志村けん氏が亡くなる事態へ突入していった。 しばらくコロナ禍はマスク不足、トイレットペーパー不足、他県ナンバー騒動といった、新型コロナ肺炎そのものではない周辺のできごとが主なストーリーだったのだ。 ワクチンについても同様だった。 ワクチン開発は新型コロナ肺炎ウイルスが特定された直後から開始されているが、日国内の雰囲気は2020年秋頃まで「ワクチンがあったらどれだけよいだろうか」という漠然とした待望論にとどまり、ワクチンと

    ワクチン確保から接種まで後手後手だったのか|加藤文宏
  • 彼女が慈善事業から、コロナは茶番、ノーマスクピクニックに変わるまで|加藤文宏

    著者:加藤文宏、ハラオカヒサ 陰謀論者はいつから陰謀論者なのかコロナ禍では“コロナはただの風邪” “コロナは茶番” のほかワクチンをめぐる陰謀論がSNSを駆け巡り、驚くほど多くの人を影響下に置いた。 では影響された人は最初から陰謀論者で、“コロナはただの風邪” “コロナは茶番” “ワクチンを打つと5G電波に支配される” という言説を取り入れただけだったのか。 もちろんこのような人もいただろうが、ごく普通の人(にみえる人)が陰謀論に共感して陰謀論者になったと考えるほうが自然であるし、あまりにも多くの陰謀論アカウントが発生したことにもかなっている。 Xとハラオカヒサは新型コロナ肺炎にまつわる陰謀論者が発生する以前から、原発事故についてのデマを信じ込んで不安を煽られ自主避難した人々と関わりをもち、避難後の生活があまりな悲惨なため相談と説得に携わった。(Xとハラオカヒサが合流したのは、このような原

    彼女が慈善事業から、コロナは茶番、ノーマスクピクニックに変わるまで|加藤文宏
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