【3月21日 東方新報】中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)が4月1日以降は一人あたりのQRコード決済の上限額を500元(約8352円)に制限すると発表した。一部の消費者から500元では足りないと不満の声が上がっているが、業界関係者は、「一部の消費者は、静的コードと動的コードの区別がつかないために誤解が生じている」と指摘する。 印刷されたQRコードを、消費者がスキャンして支払う場合に使用されるのが、静的コード。一方、消費者が自分の携帯電話の画面にQRコードを表示させ、店側がスキャンして決済するときに使用されるのが動的コード。道端の露店などは静的コードを使用する場合が多く、店舗では動的コードを使用する場合が多い。 今回の500元上限の規制が適用されるのは、静的コードの決済だ。 店舗が顧客のアリペイ(Alipay)やウィーチャットペイ(WeChat Pay)の