ワシントン(CNN) トランプ米大統領が今週行われたヨルダンのアブドラ国王との会談で、シリアから米軍を撤収させる案を改めて提起していたことが分かった。事情に詳しい外交筋2人が明かした。シリア撤兵をめぐりロシアのプーチン大統領と取引する考えにも言及したという。 トランプ氏とアブドラ国王はホワイトハウスで長時間にわたりシリア情勢を議論した。外交筋の1人によれば、トランプ氏はシリア南西部の地域からの「できる限り早い撤収」を可能にするため、進入禁止区域を設けることでプーチン氏と合意できると踏んでいるという。 トランプ氏は3月、シリアから「早急に」米軍を撤収させる考えを表明。これは国防総省が当面の駐留継続の必要性を強調した直後のことだった。 トランプ氏はこの件を再び取り上げたい意向とみられる。来月16日にフィンランドのヘルシンキでプーチン氏と会談する際、この問題を話しあう機会がありそうだ。米当局者は