友人の子どもを熱湯の風呂に落として死亡させたとして、愛知県警稲沢署などは3日、同県稲沢市祖父江町島本堤外、トラック運転手、森和徳容疑者(42)を傷害致死容疑で逮捕した。 容疑は、2012年12月9日午後6時ごろ、自宅浴室で、遊びに来ていた友人の会社員、椿肇さん(57)=同県一宮市=の長男で小学4年の健(たける)君(当時10歳)を90度以上の湯の中に落とし、全身やけどで死亡させたとしている。容疑を認めているという。 同署によると、森容疑者は風呂を沸かした際、健君に「風呂を沸かすスイッチを止めて」と依頼したが、健君が忘れたため、湯は90度以上になっていたという。森容疑者は当時、酒に酔った状態だったといい、「冗談半分で浴槽の上で健君を抱きかかえたら、落としてしまった」と話しているという。 椿さん親子は森容疑者の家に十数回遊びに行っており、森容疑者と健君は仲が良かったという。【渡辺隆文、三上