大学入試の2次試験で今後導入を進める「人物本位入試」に人工知能(AI)が挑む。1点刻みの競争から受験生の人格や将来性を判断する新しい入試にコンピューターは合格の夢を見るか――。 人物本位入試は現在の知識偏重から人物本位を目指す新しい選抜方式として、政府の教育再生実行会議が2013年に提言した。2次試験での面接や論文に加え、部活動やボランティアなど活動経歴を含めた総合的な受験生の能力を判断することで「1点を争う競争から、人物本位の選抜への転換」を図る。 人格者を表す聖人君子にちなんで名づけられたAI「聖人くん」は千葉電波大学工学部と予備校業界中堅の玉虫ゼミナールによる共同研究プロジェクト。来年度にも早くからAO入試を導入している早稲田・慶應義塾レベルの大学に合格するのが目標だ。 面接と小論文が大きなウェイトを占める人物本位入試の面接AIは、AO入試専門の講師らを中心にしたチームが担当。聖人く
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