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東京・品川のソニー旧本社ビル──。現在、「御殿山テクノロジーセンター NSビル」と改称された8階建てのビルの最上階に、問題とされる部署はある。 「東京キャリアデザイン室」。かつて大賀典雄名誉会長が執務室を構え、役員室が置かれていた由緒正しきフロアは今、社内で「戦力外」とされた中高年の社員を集めてスキルアップや求職活動を行わせることを目的とした部署に衣替えしている。 Aさん(50代前半)も東京キャリアデザイン室への異動を命じられた一人だ。午前9時前に出勤すると、自身に割り当てられた席に着き、パソコンを起動させる。ここまでは普通の職場と変わりない。 違っているのが“仕事”の中身だ。会社から与えられた仕事はなく、やることを自分で決めなければならない。「スキルアップにつながるものであれば、何をやってもいい」(Aさん)とされているものの、多くの社員が取り組んでいるのは、市販のCD-ROMの教材を用い
ソニーが国内外で従業員1万人を削減する計画を発表したのだそうだ(リンクはこちら)。 1万人という人数は、全世界に散らばるソニーの従業員の約6%に相当する。 思い切ったリストラ策と言わねばならない。続報によれば、この人員削減にあわせて、経営陣は、会長をはじめとするすべての執行役員の賞与を返上する意向だという。 決算について、日本経済新聞は次のような見出しを打っている。 『ソニー、「想定外」の連鎖 赤字最大の5200億円』 私は損益計算書やバランスシートを読める人間ではない。それでも、さすがにこの5200億という数字が容易ならざる金額であることぐらいは理解できる。 どうやら、ソニーは大変な局面に立っている。 今回は、ソニーの話をする。 といっても、私のような者が経営に口をはさんだところで仕方がない。だから、ここでは、ソニーにまつわる個人的な記憶を書き並べようと思っている。 記憶は、必ずしも実態
もう有名な話だが、ソニーは5000億円の赤字を抱えて、リストラまでやってる。 ソニー、年内に1万人リストラ:キニ速 どうしてこうなったかを論じるのだけど・・・今回はアナリスト的な小手先論は話さない。「洪水が〜」「円高が〜」という前から赤字だった企業の言い訳や負の要素をいちいち配慮してたら話にならん。そういうのはマスコミに出てる高学歴なエリートアナリストから聞いてくれ。当ブログの読者も私もそのような小手先論ではなく、もっと根本的で実用的な経済とビジネスの話をする。(それができてるから、当ブログは鰻登りの好景気なのでございます(笑)) お品書き 時間経済論乞食の商い不本意だが 企業は社長の器以上にはならないあくまで「主観的感想」であるが、ソニーの会見を見たときに当ブログでやってきた議論のほうがずっとレベルが高い。(AP通信が中身の無さに苛立ち、中断してコーランを放送し始めるほどつまらない会見を
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 2月2日にソニー、2月28日にパナソニック、3月14日にシャープと、わずか1カ月半の間に電機大手3社の社長交代が発表されるとは、多くの人が考えてはいなかっただろう。 ソニーは、ハワード・ストリンガー最高経営責任者(CEO)が3月31日付けでCEOを退任し、6月には代表執行役会長を退任して取締役会議長に就任。平井一夫副社長が4月1日付けで代表執行役社長兼CEOに就任する社長人事を発表。パナソニックは、6月27日付けで大坪文雄代表取締役社長が代表取締役会長に就任。津賀一宏代表取締役専務が代表取締役社長に就任すると発表。また、シャープは、片山幹雄代表取締役社長が、4月1日付けで代表権がない取締役会長に就任し、奥田隆司常務執行役員が社長に就任。
ソニーブランドをさらに高める“Like no other”戦略:米国市場に見る“テレビのこれから”~後編~(1/2 ページ) ソニーは長らく、米国での拠点をニューヨークにほど近いニュージャージー州に置いていたが、昨年、西海岸へと本拠地を移動させた。ニュージャージーには現在も大きな組織が残っているが、経営拠点はニュージャージー州から対角線上正反対にあるカリフォルニア州サンディエゴへと大移動させ、同時に大きな組織変更も行っている。 組織大改革の意図とHD(High Definition)化で注目される米国テレビ市場について、Sony Electronics社長の小宮山英樹氏に話しを聞いた。 組織のスリムダウンでIT企業並みのスピード経営を ソニーが米国進出をはじめて50年余り。米国市場における成功と比例するように、進出の拠点としていたニュージャージーの組織インフラは拡大していった。しかし、昨今
電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
Sony や Panasonic が家電のコモディティ化で大赤字を出して苦しむ一方で、今や株価総額が日本の大手家電メーカー8社の株価総額の3倍以上にもなった Apple(参照)。 この差に関しては、私も含めて、リーダーシップの欠如だとか、ゼネコン型のソフトウェア開発スタイルが悪いとか、ソフトウェアの重要性を理解しない経営者、などのさまざまな考察がされているが、その根底にあるのは、「大企業は一度正社員になった人は会社が倒産の危機にでもさらされない限り解雇してはいけない」という日本特有の雇用スタイル。 家電業界の成り立ちは、日本の家電メーカーが業績をのばしていた高度経済成長期とは大きく変わってしまった。ソフトウェアがものすごく重要になったのはもちろんのこと、ハードウェアに関しても、中国を含む東南アジアが「世界の工場」となった今、「何を自分で作り何をアウトソースするか」がコスト削減の上でも差別化
エンターテインメントの「SONY」が輝きを増している。 2月12日、米ロサンゼルスで第54回グラミー賞の授賞式が行われた。最優秀アルバム賞など6冠を制したのは英国の女性歌手アデル。ソニー・ミュージックから発売されたアルバムは米国で1500万枚を超える大ヒット。レディー・ガガを抑えて「2011年に世界で最も売れたアルバム」となった。 映画事業も好調だ。2月26日に発表された第83回アカデミー賞では、ソニー・ピクチャーズがすべての映画会社の中で最多のノミネート数を記録している。 一方、ソニー本体は冴えない。2月1日には7年間トップを務めたハワード・ストリンガー会長兼社長兼CEOの交代が発表された。12年3月期を含む4期連続の最終赤字となるため、翌日の交代会見では業績不振の責任を問う声が相次いだ。4月1日から社長兼CEOに就く平井一夫副社長は、「不採算事業の切り離しなど、聖域なき構造改革を
今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ 最新号の読みどころを特集担当者の視点でお伝えします。時には紙幅の関係から記事にできなかった取材の内側など、「ここだけの話」も満載です。 バックナンバー一覧 1月半ばのハワイ。抜けるような青空が広がるオアフ島に、世界中からソニー幹部が集結する一大イベントがある。ソニーが冠スポンサーを務める米男子ゴルフツアー「ソニーオープン」だ。 ゴルフの祭典のみならず、米大手家電量販店の首脳や各国の放送局、映画関係者などを招待し、有名歌手や芸能人によるディナーショーなど連日ド派手なパーティが開催される。その様子は、「豪華絢爛としか言いようがない」(複数のソニー関係者)という。 ソニーオープンには、ソニー幹部だけでなく、ソニーの社外取締役も招待される。さすがに4期連続の最終赤字の見通しのため今年は見送られたが、昨年は、ソニー取締役会議長の小林陽太郎氏をはじめ、同じく社外
少しばかり本連載の間が空いてしまった。その間、NTTドコモの製品発表があり、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの決算発表を経て、今後のデータトラフィックに関する移行シナリオが出そろった。ということで、再開時には、そのあたりの話題を整理しようと考えていた。 なにしろスマートフォンの普及によるデータ通信の爆発的増加により、どのようにデータトラフィックを分散(複数の方式に分散、あるいは複数の周波数帯に分散)させるのかは、今後のスマートフォンの使い勝手に大きく影響すると考えられるからだ。 しかし、さらにもう1つ大きなニュースもその間にはあった。ソニーがソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(以下、ソニー・エリクソン)のエリクソン持ち分株を買い取るという話である。名前がややこしいが、要はソニーがエリクソンと作った携帯電話端末ハードウェアのジョイントベンチャーを解消し、ソニーの中に取り込む
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