国立環境研究所では、生態系や生物多様性への影響が世界的に懸念されているネオニコチノイド系農薬について、最新の科学的知見や社会的背景に基づいて情報を整理し、我が国の生物多様性の保全と農業の発展の両立のために今後取り組むべき課題を議論するためのシンポジウムを7月15日(水)に開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。 参加料は無料です。 現在、ネオニコチノイド系農薬が生物多様性に与える影響が世界的に懸念されています。ネオニコチノイド系農薬とは、有機リン系農薬に代わり90年代から主力農薬として普及してきたクロロニコチル系殺虫剤の総称であり、国内外で広く普及しています。欧米では主にヒマワリやナタネなどの種子コーティング剤として用いられており、日本では主に粒剤や水和剤の形で土への混和や空中散布により稲や園芸作物等に対して広く施用されています。 ネオニコチノイド系農薬は、農業生産に大きく貢献