陰茎重複症を有する思春期前の男児の外性器 陰茎重複症(いんけいちょうふくしょう)、または二陰茎体(にいんけいたい)(英: Diphallia)とは、男児が2本の陰茎を持って生まれる疾患である。極めて稀な障害であり、ヨハン・ヤコブ・ヴェッカーによるの最初の報告から、100件程度の症例の記録しか無い[1]。 米国に於いては、550万人に1人の発生率である[2]。 陰茎重複症の症例では、しばしば腎臓、脊椎、後腸、肛門および直腸の重複のような先天性異常を併発し、二分脊椎症のハイリスクとなる。陰茎重複症や、これに関連する疾患を持って生まれた新生児は、腎臓または肛門および直腸の重複異常による複雑な内臓構成を持つため、これらの臓器と関連する種々の感染症により死亡する率が高い。 妊娠23日目から25日目の胎児に於いて、生殖結節及び直腸から胎児中胚葉のen:caudal cell massが尿生殖洞として分