米オクラホマ州エルレノのエルレノ連邦矯正施設(2015年7月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/SAUL LOEB 【9月6日 AFP】米国で1975年に起きたレイプ事件の犯人とされていた黒人男性に対する有罪判決がDNA鑑定の結果、覆った。検察が5日、明らかにした。DNA鑑定を通じての雪冤(せつえん)としては、米国史上最も長い年月を要した事案となった。 無罪を勝ち取ったのはレナード・マックさん(72)。ニューヨーク州グリーンバーグ(Greenburgh)で75年、学校から帰宅途中の10代の少女をレイプしたとして逮捕された。その後有罪判決を受け、7年半服役した。 しかし、ウェストチェスター(Westchester)郡検察によると、冤罪(えんざい)被害者の救済団体「イノセンス・プロジェクト(Innocence Project)」の働き掛けを受けてDNA鑑定を行ったところ、マックさんは犯人では