新型コロナウイルス感染拡大は収束せず、その中で開催された今大会は、例年と異なる形で実施されていた。 いつもであれば、スタートやゴール地点、中継所をはじめ数多くの人々が沿道で声援を送り、見守る。例年の観客者数はおおよそ120万人前後と推計されている。 ただ今回は、コロナ禍にあった。感染の予防の観点から「応援したいから、応援に行かない。」を大会のキャッチコピーとし、さまざまなメディアなども活用しつつ、沿道での観戦や応援の自粛を求めた。 一般への呼びかけだけではない。レースに参加しない選手、選手の家族にも沿道ではなくテレビからの応援を要請した。選手も家族などにその旨を伝えていたという。 その結果、今レースの沿道の人の姿は激減していた。大会ののち、観客は昨年(約121万人)と比較して85パーセントほど減少したおよそ18万人だったことが伝えられている。 だがこれは逆の見方をすれば、昨年の15パーセン
![箱根駅伝「沿道応援」、“85%減”だけど“18万人”をどう見るべきか…東京五輪開催への視線は厳しくなった?(松原孝臣)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2416e77ddf963a5c0a3db75a0b78420f641c1b29/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2F1%2F-%2Fimg_61dce1b778cb03f8870ba36338fed405204858.jpg)