10月24日に卓球のプロリーグ「Tリーグ」が開幕した。世界最高峰のリーグを目指す輝かしい一歩だ。水谷隼、張本智和、石川佳純、平野美宇ら日本代表選手の多くが顔を揃え、これに海外の強豪選手が加わる。 彼らのプレースタイルはさまざまだが、その中で極端に異なるスタイルの選手がいる。「カットマン」と呼ばれる守備型の選手だ(英語圏ではChopper)。男子の村松雄斗(琉球アスティーダ)、女子の石垣優香(日本生命レッドエルフ)、徐孝元(ソ・ヒョウォン、TOP名古屋/韓国)の3選手がそれだ。 カットマンに勝算はあるのか? スポーツに関心がある人なら、「カットマン」が何やら回転をかけながら粘るスタイルであることぐらいは知っているだろう。それに対してよく聞かれるのが「粘っているだけで勝てるわけがないのに何の勝算があってやっているのか」「何が面白くてやっているのか選手の気がしれない」といった声だ。もっともな疑問
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