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2012年5月23日のブックマーク (6件)

  • 人間は紐には勝てない

    昨日、被災地の商店街再活性化を扱っていたテレビ番組があり、たまたまそれを横目で見ながらぼんやりと考えていました。 今回は被災地の話なのでちょっと別ですが、地元商店街とイオン、みたいな話は延々と繰り返されています。実際は地元商店街が先に衰退してその後イオンが来てくれたんだ、という話もありますし、別段大規模資反対とかいうことを言いたいのではありません。 これについて考えたというのは、 ①労働者すなわち消費者という閉じたローカルな関係を破壊するのは非常に危険 ②しかしウェットな関係はウザい ③でもウェットな呪いからは自由になれない の三点です。 ①は割りと普通の話で、高度資主義社会が進展するに伴い、わたしたちは各々の場面でのロールに分断され、消費者は消費者の立場を、生産者は生産者の立場だけで考えるように統治されていきます。その最たるものがグローバリゼーションですが、こうした方向性は比較優位を

    人間は紐には勝てない
  • 社会への憎悪の仲裁

    これは非常に誤解を受けそうな内容で、かつ丁寧に語る気力もないので、極めて限られた方たち以外にはスルーして頂きたいことなのですが、とても鋭く気に入った一言があったのでメモしておきます。 「5分で分からない!主権返上を目指す会 – 法華狼の日記」という記事に対するCrowClaw氏のブックマークコメントです。 ファッショの根底が「自身の主権(主体)を絶対者に明け渡すマゾヒズム」だとすると別に間違ってない。彼らは気で「(自分も含めて)人権なんか無くなればいい」と考えてる。これは(国家ではなく)社会への憎しみ 元となっている記事は、ある種の右派勢力の主張を荒唐無稽と批判するもので、(おそらくCrowClaw氏もそうであるように)この内容自体は尤もで、確かにこの手の「漫画的」右派言論には相当馬鹿げたところがあります。また、こうした主張に対して一応釘を差しておこう、というのも理解できます。 ただ、こ

    社会への憎悪の仲裁
  • サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ

    サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

  • 『古語の謎』 - 博客 金烏工房

    白石良夫『古語の謎 書き替えられる読みと意味』(中公新書、2010年11月) 「ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」この有名な柿人麻呂の歌は、実は古学が発展した江戸時代に「創られた」詠みであった。……このネタを枕にして、古学の発展により往時存在しなかったはずの古語やテキスト、はたまた考古学的遺物がいかに作られていったのかというのが書のテーマです。題材となっているのは日の古学ですが、これを漢学・中国学に置き換えても充分にあてはまる話で、個人的に色々と啓発される所がありました。 面白かったのは以下の3点。 ○偽物の考古学的遺物が作られるのは、古典研究の発展とその社会への浸透の賜物。……書ではこれに関連して志賀島金印(有名な「漢倭奴国王」の刻字があるもの)の偽物説についても触れています。しかしそうであるとすれば、偽物の文物が溢れかえっている現代中国は、古典研究や

    『古語の謎』 - 博客 金烏工房
    lotus3000
    lotus3000 2012/05/23
  • 橋下大阪市長は、日赤への協力拒否を指示ですか。

    紅礼 郷梨 @gre_goriy 橋下市長、日赤へ協力中止「公金外、不適切だ」 http://t.co/u440tEN2 はぁ、今度は日赤にケンカふっかけですか。ふぅん。 日赤十字名誉総裁が誰かみなさんチェックをどうぞ→ http://t.co/DFmMUwJP 2012-05-22 15:57:36 紅礼 郷梨 @gre_goriy 日赤十字ですが、 名誉総裁 = 皇后さま。 名誉副総裁 = 秋篠宮妃紀子さま、常陸宮妃華子さま、高円宮妃久子さま 橋下さん、電力不足の責任逃れのためにする次のケンカ大騒動相手はこの方々のおつもりなのでしょうか? ふぅん。国旗国歌の取り扱いであれだけ騒いでた方がねぇ。 2012-05-22 16:00:40 紅礼 郷梨 @gre_goriy 皇族の方々が国民の模範となるべく率先して活動してる日赤に関する事業について、『橋下徹市長が「資金集めに市役所が協力す

    橋下大阪市長は、日赤への協力拒否を指示ですか。
  • 病棟の時間、記述の時間 - Freezing Point

    あるイベントで西村ユミ氏*1は、「二時間かけて患者さんから聴いた話を、五時間かけて言葉にした」とおっしゃっていた*2。 同席していた松葉祥一氏*3と村上靖彦氏*4は、その現象学的記述の細かさをしきりに褒めておられたが、やや疑問が残った。 イベントでは、記述を受けた患者さんご人のコメントがなかったと思うが、 自分が話したことを五時間もかけて研究されたことを、嬉しく思ったのだろうか。 そもそも、五時間もかけた細かさは、誰のためか。 たとえば精神分析なら、患者さん人が嫌がっても、分析家の解釈は強硬に主張され、それこそがむしろ必要とされる。分析的な「真理」は、患者さんの主観的承認とは別の回路で承認される*5。 では、現象学ではどうか。 看護師は、病棟内の時間を生きている。「五時間かけて言葉にした」というのは、病棟の時間を無視した、むしろ嗜癖的な逸脱ですらあるかもしれない*6。 病棟の時間と「記

    病棟の時間、記述の時間 - Freezing Point