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2014年4月3日のブックマーク (5件)

  • 後ろ向きに叫べ!『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊)』 ~「寂寞」を抱きしめて:日経ビジネスオンライン

    あえていま、魯迅を読もうと訴えたい。 魯迅は社会を痛烈に批判した小説を口語で発表して「中国近代文学の父」と讃えられている。列強国の支配に異議を唱えた「五・四」運動の精神を導く先駆者として尊敬を集めた。 代表作「阿Q正伝」「狂人日記」「故郷」などが収録されている作品集「吶喊」を執筆したのは1918年から22年にかけてのことだ。当時、中国では辛亥革命が挫折し、中央政府はないも同然で、軍閥が群雄割拠していた。さらに、イギリス、ドイツ、日など外国勢力の侵犯に対して、国内の勢力が団結して対抗することもできなかった。おそらく絶望的な空気が世の中を支配していたことは容易に想像できる。 自分をも断罪するという切迫感 「阿Q正伝」は辛亥革命と、それについていけない無知蒙昧な民衆を辛辣に描いている。とりわけ、どうしようもなく自尊心のない阿Qという人間の一挙一動を描写する。 阿Qは他人に殴られても、怒ったり悲

    後ろ向きに叫べ!『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊)』 ~「寂寞」を抱きしめて:日経ビジネスオンライン
  • 走ることの本質とは?『BORN TO RUN』 ~なぜタラウマラ族は48時間ぶっ続けで走れるのか?:日経ビジネスオンライン

    世はランニングブームだ。今年2月に行われた東京マラソンには定員の10倍の33万人が応募。また皇居の周囲を走る人も増え、界隈の銭湯ではランナー向けのロッカーを用意するなど、風呂を浴びる以外のサービスの充実に力を入れているという。 深夜、イヤホンを耳に突っ込み、音楽を聴きつつタッタカ走っている姿を街中で見かけるのも最近では珍しくないほど、走りに魅惑されている人は多い。 しかしながら走ることで健康になるどころか膝、アキレス腱、ふくらはぎの故障を訴えるランナーも続出している。 人体は走ることに適していないのか? 書の著者もまた怪我に悩まされていた。 バスケットを止めてマラソンを始めてのち、3キロから5キロを1日おきに、しかも大抵は土の道を走っているにもかかわらず〈ハムストリングの断裂(2回)、アキレス腱の損傷(たびたび)、足首の捻挫(両足を交互に)、土踏まずの痛み(再三再四)〉に苦しむようになっ

    走ることの本質とは?『BORN TO RUN』 ~なぜタラウマラ族は48時間ぶっ続けで走れるのか?:日経ビジネスオンライン
    lotus3000
    lotus3000 2014/04/03
    はじまりの芸術としての走り。
  • 中国を今も苦しめている文革の後遺症 文革とは何だったのか?(3)~中国株式会社の研究(241) | JBpress (ジェイビープレス)

    文革とは政治エリートと一般庶民の双方が参加する政治闘争だった。当然ながら、その後遺症は中国社会全体に及んでいる。(前回の記事はこちら) 4、文革の後遺症 証言:党員となり、幹部となれば、祖国建設に参加し、それによって人民に奉仕することができるはずだった。文革に参加した時も、同じような態度だった。それは党への奉仕の一環だった。・・・しかし「奪権」によって、何を得ただろうか。何も得なかった。散々利用された後、用がなくなったというので、捨てられたようなものだ。悔しくてたまらなかった*1(青色部分は筆者が附した、以下同じ)。 私は中国人ではなく、また文革期に中国にいたわけでもない。だから、親友・恋人に裏切られたり、肉親・近親者が虐殺されたり、自殺に追いやられたり、さらには自分自身が極寒の僻地に10年近く下放されたりした中国人の「心の苦しみ」など実感できるはずもない。その意味では私には文革の後遺症を

    中国を今も苦しめている文革の後遺症 文革とは何だったのか?(3)~中国株式会社の研究(241) | JBpress (ジェイビープレス)
    lotus3000
    lotus3000 2014/04/03
    中国は明治大正を大躍進で、太平洋戦争を文化大革命で体験したのかな。
  • 絶望よりも反省よりも『拝啓マッカーサー元帥様』 ~我々は権力者を信じることで、何かを忘れようとする:日経ビジネスオンライン

    気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 1945年8月30日、厚木飛行場に専用機で降り立ったダグラス・マッカーサーは丸腰にコーンパイプを口にくわえるといった出で立ちで、悠然とタラップを降りた。 ポツダム宣言を受諾したとはいえ、降伏文書にまだ調印していない余燼燻る敵地へ降り立つその姿は入念に演出されたものであり、その余裕ぶりは新たな支配者の自信の現れであった。 以後、約6年に渡り、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の総司令官として、日に絶大な権力をふるったマッカーサーだが、朝鮮戦争の最中の突然の解任にあたっては、マッカーサーより偉い人間がいることに日人は驚愕したという。 絶対的権力者として君臨し、民衆と親しく接することのなかったマッカーサーだが、赴任直後からGHQの奨

    絶望よりも反省よりも『拝啓マッカーサー元帥様』 ~我々は権力者を信じることで、何かを忘れようとする:日経ビジネスオンライン
    lotus3000
    lotus3000 2014/04/03
    多分この心情との戦いこそが、右翼であれ左翼であれ必要なのだろう。この心情を利用しようとして失敗しまくった左右の歴史を考えてみても。
  • 平山昇『鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った』感想 | 筆不精者の雑彙

    一月も半ばを過ぎてしまいまして、首都圏の今冬はどうも寒い上に雪まで降り、小生は半ば凍りついたように不活性のまま時を過ごしております。そんなわけで諸事思うに任せず、ブログも年明け以降大した話題を書かないままですが、昨年以来構想したまま、このままいくと次の年度まで時機を逸してしまいそうなお題がありますので、何とか季節はずれの謗りを受けないようにアップしておきたいと思います。 という前置きで今回取り上げるのは、 平山昇『鉄道が変えた社寺参詣 です。 平山さんは「初詣」を中心に、近代の社寺参詣のあり方について研究を積み重ねられてきており、当ブログでも以前から何度か平山さんの議論は紹介してきました(「電鉄資と近代家族的ライフスタイルについて」・「JITTERIN'JINNの歌を聴いて思ったこと」)が、昨年10月にめでたく一書にまとまりました。大変喜ばしいことで、内容も新書としてはたいへん重厚であり

    平山昇『鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った』感想 | 筆不精者の雑彙
    lotus3000
    lotus3000 2014/04/03
    近代と伝統の関係。それによって何ができ、何をうしなったのか。