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2017年4月23日のブックマーク (2件)

  • 『大逆事件 死と生の群像』 - Arisanのノート

    きわめて重要な著作。いまの日を生きるうえで是非とも読むべきをあげろと言われたら、僕はノーマ・フィールドの『天皇の逝く国で』と並んで、この書物を推す。 大逆事件――死と生の群像 作者: 田中伸尚出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/05/29メディア: 単行 クリック: 16回この商品を含むブログ (8件) を見る このを読んでもっとも衝撃的だったのは、「大逆事件」と呼ばれる、日国家(政治・司法・マスコミ・民衆)による巨大な謀略事件が、決して、明治に起きた過去の出来事ではなく、現在進行中の事象であるという事実だ。 明治の末に起きた「大逆事件」とは、その質としては、社会主義思想の殲滅と、天皇を中心として戦争を行ないつづける国家体制の確立を主目的として、ほぼ全て警察・検察側の筋書きに沿って「共同謀議」がでっち上げられ、ほとんどがまったくの無実である26人が逮捕され、そのうち

    『大逆事件 死と生の群像』 - Arisanのノート
  • 私の1960年代 山本義隆の丸山眞男批判 - 本と奇妙な煙

    丸山眞男批判 廣松渉、ちょっといい話 回想はこんな感じ。 丸山眞男を批判しつつも、「現代日はデモクラシーが至上命令として教典化される危険が多分に存する。それはやがて恐るべき反動を準備するだろう。」といった主張は評価していると著者。 私の1960年代 作者:山 義隆発売日: 2015/09/25メディア: 単行(ソフトカバー) 丸山眞男批判 私は69年1月に逮捕状が出た後、もぐっているときに丸山批判のようなものを書きました。(略) 68年の東大闘争の期間中、丸山眞男が東大当局にたいして何か言うかと思って注目していたのですが、彼は何も言いませんでした。おなじように見ていた人は、少なくなかったと思います。教養学部の助教授・折原浩が8月に公表した「東京大学の死と再生を求めて」には書かれています。 かつて「無責任の体系」を鋭利に分析され、「不作為の行為」について語られた、わたしの最も尊敬する教

    私の1960年代 山本義隆の丸山眞男批判 - 本と奇妙な煙