性差別一部誤解もあるかも知れないが、整理に資するかもしれないので、とりあえずまとめてみる。推敲中なので適宜改訂します。※ A)容姿による女性の選別であるミスコンを、小倉氏は、階層上昇手段として評価し、ミスコン廃止は選択の自由を阻害すると考える。 これは、社会階層構造を前提にしつつも、個人の選択とその結果を重視するもので、個人の権利を重視する点では近代的だが、現代においてはいささか古典的な社会科学的思考とも言える。 B)他方、ミスコン反対者は、容姿による女性の選別が階層上昇手段となっている状況こそ、性差別構造の現れであり、ミスコンを、性差別構造を支える社会意識を維持強化する象徴的イベントとして非難している。 Bの方は、ミスコンの持つ象徴的な機能に着目する点で、記号論・象徴論的であり、人文的な思考ともいえる。 ※ だが、イベントの社会的象徴性という漠然とした概念を理由に、明確な個人の選択(イベ