いつかはゲンジ。高尾山を歩くおじいちゃんでさえヒマラヤに憧れるように、古典文学の大山脈『源氏物語』に挑みながら道半ばで倒れた遭難者たちで源氏連峰54座の登山道は死屍累々。でもそれはもしかすると、登山ルートの選び方が悪かったり、装備が不足していたせいかもしれません。南西壁厳冬期無酸素単独登頂からヘリコプターの遊覧飛行まで、「源氏連峰」には各種ルートが設定されています。だから自分のレベルとスタイルを把握した上でルート選択しておけば、まず遭難の心配はなし。ついに頂きに立ったとき、そこから見える眺めはめくるめく王朝ハーレクインロマンスか、ツンデレ美男の食い逃げ女性遍歴か。「絶対に遭難しない『源氏物語』ガイド」がご案内します。 日本に古典文学は数あれど、なにかひとつ、ということになれば、やはり真っ先に指を屈されるのは『源氏物語』ということになる。いわば「ザ・キング・オブ・クラシックス」なのだが、ご存