「鉄道模型を捨ててから、夫の様子がおかしい」*1だけれども、kmizusawaさん*2やchidarinnさん*3の分析はちょっとずれているような気がする。何故なら、件の女性は専業主婦ではなく、「共稼ぎ」。家事も分担して行っていたカップル。 勿論、2人の間に何があったのかなんて詳細には分からないので、ごく大雑把な一般論だけ述べると、その女性は近代的な心の持ち主だと思う。私とその所有物との関係について、私たちは普段、所有物と私との関係は外在的なものであり、それ故に私は常に所有物を自由に処分(売ったり・買ったり、或いは破壊したり)することができると考えている。これは当たり前の話であって、資本制経済はこの前提なしには存立し得ない。しかし、それはそんなに自明なことなのだろうか。 私たちは仮令資本主義経済を生きていようとも、24時間365日市場に於けるプレイヤーでいるわけではない。 愛着(attac