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ブックマーク / babahide.blog.ss-blog.jp (2)

  • 『現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇』(大田俊寛): 馬場秀和ブログ

    「オウムの例に顕著なように、霊性進化論は、その思考を突き詰めてゆけば、人間は神に進化するか動物に堕ちるかの二つに一つであるという、極端な世界観であると言わざるをえないだろう。しかし、書の記述において徐々に明らかにされるように、現代社会には、知らず知らずのうちにこうした世界観に絡め取られることになる思想的回路が、さまざまな場所に張り巡らされている」(新書版p.18) 神智学、超古代史、UFOコンタクティー、マヤ歴世界終末説、爬虫類人陰謀論、オウム真理教、幸福の科学。一見してばらばらに見える様々なオカルト潮流の元となっている共通の思想体系とは。新書版(筑摩書房)出版は、2013年07月です。 現代の様々なオカルトや新宗教を、「霊性進化論の展開」という視点で読み解くと、あら不思議、奇怪に入り組んだ迷宮のようにも思えた現代オカルト史が、驚くほどシンプルにすっきり理解できる。宗教学者がオカルトの沼

    『現代オカルトの根源 霊性進化論の光と闇』(大田俊寛): 馬場秀和ブログ
  • 『ぼくらの昭和オカルト大百科  70年代オカルトブーム再考』(初見健一): 馬場秀和ブログ

    「あのころ、子どもたちは変わりばえのしない日々に、つまらない「ここ=現実」にうんざりしていた。今日と同じ明日が永久に続いていくような世界に退屈しながら、いつかその世界に「亀裂」が入り、そこからありもしない「向こう側」が見える日を心待ちにしていた」(文庫版p.311) ノストラダムスの大予言、ツチノコ探検隊、スプーン曲げ、介良UFO捕獲事件、コックリさん、恐怖の心霊写真集。70年代に全国のチビっ子たちを直撃し、心の奥深くにある何かを決定的に駄目にしてしまった(ような気がする)あの常軌を逸したオカルトブーム。あれはいったい何だったのかを振り返る一冊。文庫版(大空出版)出版は、2012年11月です。 「王道に対するアンチとしてのサブカルチャーがネガティブだったのではなく、時代のオフィシャルな部分、根幹そのものになにか漠とした不安が宿っていて、その「嫌な予感」がサブカルチャー、キッズカルチャーの末

    『ぼくらの昭和オカルト大百科  70年代オカルトブーム再考』(初見健一): 馬場秀和ブログ
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