「日本の食事の基本」とされる「一汁三菜」。 たとえば日本うま味調味料協会では「昔ながらの日本型の食事は、一汁三菜が基本になっています」https://www.umamikyo.gr.jp/recipe/category_01_2.htmlとかかれています。 他にも「伝統的な食事」「家庭料理の基本」などともいわれることもあり、「昔から続く正しい家庭料理の基本」とも理解されているようです。 ご飯と味噌汁、おかず(菜)が三品で漬物が別につくという食事のパターンです。料理書などでも「和食の基本」として扱われることも多くあります。 一汁三菜の歴史と実像を述べてみましょう。 平安時代の貴族の宴会では大饗という数多くの料理を大きなテーブルに並べる中国式の配膳が行われていたことが知られます。 その後室町時代には武士の儀式や供応の料理として銘々膳を用いる本膳料理又は式正(しきしょう)料理が成立します。 平安